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2017年5月28日 (日)

いろいろ(723)「猿の見る夢」

桐野夏生「猿の見る夢」を読んだ。ここ最近の桐野作品よりはかなり読みやすかったけれど、やっぱり最後はかなりオドロオドロしく。

主人公の薄井はOliveというファッションメーカーの平役員。取引銀行からの出向で、ハズレくじを引いたはずの人事だったのだけど、会社が急激に大きくなって、現会長である85歳の創設者の引退時にはもしかしたら社長になれる可能性もあるとホクホク皮算用。でも10年来の愛人からはそろそろどうしてくれるのさ?と突き上げがあり、糟糠の妻は有閑マダムの付き合いから妙な占い師にはまり、次男は自宅で引きこもり。占い師は「夢見」で、依頼人の家に泊まり込んで夢のお告げを伝える。50万円とか100万円とかの報酬で。
薄井の妻の依頼額は200万。薄井は夢見を踏み倒して、奈落に沈んでいく。
で、占い師は「見ざる聞かざる言わざる」にはもう一匹の猿があって、、と説明し、鼻で笑う薄井が最後に見たものは、跡形もなく消え去った彼女の自宅の脇の猿の影。。
私だったら、夢がかなったり、悪い出来事を回避できるんだったら、100万円なんて安いわっ、と払うかも。。でも、ポジティブにかなうんだったらいいけど、ネガティブな結果の回避、なんてホントかどうか信じられないかな。
でも、たかだかあと20年の人生だったら、どうなろうとこの世はかりそめの夢の世界、かな?
Saru

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