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2016年9月

2016年9月28日 (水)

いろいろ(679)「三税枚の金貨」

宮本輝「三税枚の金貨」(上下)を読んだ。彼の作品らしくディテールの描写が事細か。最初詩巡航が痔ろうで苦しむところなんか(著者は)絶対、次郎経験者だわね、、と思わされる。文具会社の3人の仲間が、和歌山県の田舎に隠された3千枚の金貨を探す、っていう話なんだけど、ゴルフ技術の説明とか、いろんな愛人関係とか、宮本流に詳細に描写される。

で、結局、宝が本当にあるのかどうかは確かめずに、ほのぼのと終わる結末。かなり尻つぼみ。うーん、彼の代表作ではないなぁ。。
Sanzenmai

2016年9月26日 (月)

いろいろ(678)「女のいない男たち」

村上春樹「女のいない男たち」を読んだ。6篇の短編集で、どれも男性が主人公。謎の女性が絡んできて、彼女たちがいなくなった喪失感を描いている。春樹作品なのに、なんか、夢中になれなかった。どれも彼らしく、不条理で、警戒なんだけどおどろおどろしくて。

一番好きなのは「木野」かな?アスリート用の高級運動靴を全国に売り歩く木野(きの)がある日出張から一日早く自宅に戻ると妻が会社の同僚とベッドにいた。離婚するつもりで家を飛び出した彼は、田舎に引っ込むから居ぬきが買えと持ち掛けられていた伯母の喫茶店を購入して、バーに改造し、その2回に住む。静かなバーは流行らなかったけれど、不思議な恋堤脚もついて、野良猫もやってきた。そのうちに猫は消え、蛇が現れると、不思議な常連は、危険だから店おうぃめてすぐ逃げろ、全国を転々として伯母さんに名にも書かないで週2回絵葉書を送れ、と命じる。木野はアドバイスに従って全国を回るが、ある時、一か所の長逗留して、絵葉書に文章を書いてしまう。すると、その夜、ホテルの扉や窓ガラスをたたくノックの音が。。
村上春樹が短編を書きたくて自分から文芸春秋に持ち掛けた、という背景が前書きで語られる。まあ、そんなのを前書きで書くのは春樹さんだからゆるされることなのだろうけど。
そういえば、最初の一編「ドライブ・マイ・カー」では、窓から火のついたタバコを投げ捨てる女性ドライバー(重要な登場人物)について、彼女の故郷のXX村では、皆そうするのだろう、という記述があって、その村の人々が抗議したため、架空の村の名になった、というエピソードを前に新聞で読んだ覚えがある。それからビートルズの曲の歌詞についてもなにかクレームがついたらしく(元々は文藝春秋に掲載されたものを単行本化したもの)、そのこともこの単行本の前書きに書いてあった。まあ、正面からの喧嘩を避けたのだろうけれど、本来は折れなくてもよかったのでは?という気もするけど。
#「ダーリンは70歳、高須帝国の逆襲」は高須院長がおれなかったのでいまだに回収されたままですもんね。私は発売即Amazonで取り寄せたので間に合ったけど。
ま、村上春樹ワールドではありますな。
Onnnanoinaiotokotachi

2016年9月23日 (金)

いろいろ(677)金曜日の楽しみ

金曜日になるとカレーパンを買いに行く。金曜と土曜のみの販売で、土曜は売り切れちゃってることもあるし、わざわざ市内まで出てくるのが面倒でもあるので、楽しき金曜日に。ついでにお米の買い出しも。やっぱりカレーパンだけっていうのもナンだし。

アンパンも美味なんだけど、アンパンはやろうと思えば自分でも作れるしね、やんないけど。
たいていは、バスの中で1個か2個食してしまうの。ペットボトルの水はあらかじめちゃんとリュックの中に入れておいて。「あの人なに食べてるのかな?」と思う人もいるかも。気にしないけど。
このところいそいろ忙しかったけれど、少し余裕が出てくるかな。
シャビーな写真。
Dsc00561

2016年9月13日 (火)

いろいろ(676)「ガラスの仮面」

このところエナジー枯渇のため本来読書に割くべき時間がYouTubeの日本の動画とかニンテンドーのゲームに割かれてしまうので、旧い漫画ばっか読んでる。で、何百回目かの読み直しで久々に「ガラスの仮面」なんぞを。作者のインタビュー記事の紹介がネットのニュースに出てたんだけど(ニュースになるのは偉い)、それによれば「ラストはもう決まっている」のだそう。だったら早く描けよ~。

現在まで49巻でてるんだけど、1,2年前についに50巻発売!と天下のAmazonでも宣伝してたのに、取りやめになったそうな=間違えて49巻2冊も買っちゃったよ<それまでも間違えて二重になった巻、数知れず。。
で、演劇の天才、マヤと、努力の美女、あゆみが紅天女をめざすんだけど、戦いは延々と続くのね。あゆみが視力を失うところまできちゃってるんだけど、最後、ハッピーエンドになることはできないでしょ、絶対。
それにしても美内すずえってデッサンが下手だと思ふ。ま、話がおもしろけりゃいいのかもしれないけど。
私が生きてるうちに終わることができるのかな?
Galasnokamen

2016年9月 3日 (土)

いろいろ(675)「水曜日の凱歌」

乃南アサ「水曜日の凱歌」を読んだ。終戦直後の混乱期、主人公鈴子の母は昔得意だった英語を活かして進駐軍のおもてなしをする会社RAAに勤める。そのメインの仕事は進駐軍のための「癒し所」、つまり公的な性のはけ場所を提供することだった。襲われることを恐れて男の子の格好をさせられた鈴子は日に日に垢ぬけていく母に冷めた視線を送りながら、母のおかげで食べ物にも困らずに生きていかれる環境に思いをはせるのだった。

525ページの単行本。展開が実に遅い。「あの時代」を描きたかったのかな?鈴子があまり魅力的でなくて、彼女の周りの女たちの方がずっと個性的でビビッドなのも、違和感の一因かも。渾身の仕事明けに読むにはちょっと長すぎましたね。
Suiyoubi

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