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2016年9月26日 (月)

いろいろ(678)「女のいない男たち」

村上春樹「女のいない男たち」を読んだ。6篇の短編集で、どれも男性が主人公。謎の女性が絡んできて、彼女たちがいなくなった喪失感を描いている。春樹作品なのに、なんか、夢中になれなかった。どれも彼らしく、不条理で、警戒なんだけどおどろおどろしくて。

一番好きなのは「木野」かな?アスリート用の高級運動靴を全国に売り歩く木野(きの)がある日出張から一日早く自宅に戻ると妻が会社の同僚とベッドにいた。離婚するつもりで家を飛び出した彼は、田舎に引っ込むから居ぬきが買えと持ち掛けられていた伯母の喫茶店を購入して、バーに改造し、その2回に住む。静かなバーは流行らなかったけれど、不思議な恋堤脚もついて、野良猫もやってきた。そのうちに猫は消え、蛇が現れると、不思議な常連は、危険だから店おうぃめてすぐ逃げろ、全国を転々として伯母さんに名にも書かないで週2回絵葉書を送れ、と命じる。木野はアドバイスに従って全国を回るが、ある時、一か所の長逗留して、絵葉書に文章を書いてしまう。すると、その夜、ホテルの扉や窓ガラスをたたくノックの音が。。
村上春樹が短編を書きたくて自分から文芸春秋に持ち掛けた、という背景が前書きで語られる。まあ、そんなのを前書きで書くのは春樹さんだからゆるされることなのだろうけど。
そういえば、最初の一編「ドライブ・マイ・カー」では、窓から火のついたタバコを投げ捨てる女性ドライバー(重要な登場人物)について、彼女の故郷のXX村では、皆そうするのだろう、という記述があって、その村の人々が抗議したため、架空の村の名になった、というエピソードを前に新聞で読んだ覚えがある。それからビートルズの曲の歌詞についてもなにかクレームがついたらしく(元々は文藝春秋に掲載されたものを単行本化したもの)、そのこともこの単行本の前書きに書いてあった。まあ、正面からの喧嘩を避けたのだろうけれど、本来は折れなくてもよかったのでは?という気もするけど。
#「ダーリンは70歳、高須帝国の逆襲」は高須院長がおれなかったのでいまだに回収されたままですもんね。私は発売即Amazonで取り寄せたので間に合ったけど。
ま、村上春樹ワールドではありますな。
Onnnanoinaiotokotachi

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