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2016年4月12日 (火)

いろいろ(654)「魔法の七夜」

「魔法の七夜」(Sju förtrollade kvällar, Mårten-Sanden著)を読んだ。主人公のブステルは九年生の男の子で放課後ボクシングジムに通うのが生きがい。彼の両親の期待を一身にになっていた十七歳年上の兄ジャックは、雨の日彼自身が運転していた自動車のスリップ事故で橋から落ちて死んだ。勉強好きだったジャックとは異なり、ブステルはほとんど勉強せず学校ではぼーっと過ごしていて成績もよくない。ブステルのクラスメイトのヨエルは体の大きい男の子で、自分より弱いものを陰惨にいじめるのを常としている。よくヨエルの標的になるのは三年下ののっぽの男の子アントニー。ある日、数学年合同体育の授業の後で、ヨエルはシャワー室でアントニーに殴る蹴るのいじめを行い、ブステルにお前もこの虫けらを殴れと命じる。ボクシングジム以外のところで誰かを殴ってはいけないという規則に縛られているブステルはしばらく我慢するが、アントニーへのいじめが続くのに耐えきれず、アントニーではなく後ろにいたヨエルの腕を殴ってしまう。ヨエルの父がボクシングジムに怒鳴り込んだために、ブステルは九0日間のジム出入り禁止となり、予定していた試合にも出られなくなってしまう。失意のブステルが街中の広場に近づいていくと、歩道を掃除していた変なおじさんに映画館の七枚つづりの入場券をもらう。その映画館は、建物は残っているものの、もうずっと前に閉館していたところだった。けれども今はネオン耀く映画館の中に入り、ブステルはほとんど観客のいない中で『ハツカネズミと人間』という旧い映画を観る。ブステルが前から気になっていた「本を読む少女」がその原作を読んでいたことをきっかけに、彼女の名前がサーガということがわかり、アントニーも同じ建物に住んでいることがわかって、ブステルはサーガと一緒に映画館に行くようになる。その幻の映画館で見る映画は旧い名画ばかりで、それらはやがてブステルとサーガの心を結び付ける。ブステルはジャックの死の真相(兄は事故死ではなく自殺だった)を知り、同じように自殺しようとしたアントニーを救い出し映画館に送り込む。

ちょっとどきどきする展開。閉館した映画館で観る旧い映画の内容も主人公たちの気分に大きく影響を与えたように描かれているので、映画の内容がわかるといいんだけど、どれも見たことないな。。


冬の靴とコートをしまった。朝晩はまだ0℃くらいになるけど昼間は10℃くらい。春ですわん。

Sjufortrolladekvallar

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