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2015年11月11日 (水)

いろいろ(616)「母性」「ピリオド」

湊かなえ{母性}と乃南アサ「ピリオド」を読んだ。どちらも暗いというよりちょっと気持ち悪い感じの小説。「母性」は、母とその母とその孫娘との関係を母性という視点で描いたもので、母と娘がそれぞれに語る手記で綴られている。で、語り手が信用できない、のよ。彼女たちの感じ方だけを書いているから、本当に何が起こったからは読者にはわからなくて、もう気持ち悪いったらありゃしないったら。リルケの詩がちりばめられてて、めんどくさいので飛ばして読んだから、作者の思いは伝わらなかったのかもしれないけど。リルケってあんまり好きじゃないし。

「ピリオド」も、家族関係の物語。東京に住むフリーカメラマンの葉子は夫の不倫で4年前に離婚した40歳。長野に住む兄は横暴だったが癌で死の床についている。義姉は葉子の同級生だった煮え切らない女性。甥が受験で葉子のところに泊まりに来る。ぐれかけている姪も入れ替わりに泊まりに来るが、人恋しい葉子はその面倒は結構楽しい。葉子も仕事を呉れる編集者の杉浦と不倫の関係にあるがそろそろ終わりにしたいと思っている。で、杉浦の妻が殺されて、、兄が死んで、杉浦が自殺して、、と、めまぐるしい中、葉子は母が住んでいた栃木の家を処分すべく掃除に帰る。作者は「どこかに帰りたい」という思いを綴りたかったと解説してるけど、うーん、そーなの?という感じ。読むのにつかれた。
あと2冊で買い込んできた小説が途切れてしまう。桐野夏生と小川洋子なので、暗い路線継続だし。。Amazonでまた注文せねば。ほんわかとしたきれいな小説を読みたいんだけど、そんなのないんだろうなぁ、最近は。
ようやく吐き気は去ったけれど、家の外に出ていないのでそれほど食欲もないし、夜寝られないので(寝返りが打てないから)、ただぼんやり、とろとろと時間を過ごしている。仕事にも復帰してるんだけど、頭を使わなくて済む更新作業だけだし、今のところ。ま、こんな時期があるのも人生かと。

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