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2015年11月 8日 (日)

いろいろ(615)「疾走」

重松清「疾走」を読んだ。購入時に表紙を見た時から嫌な予感はあったのだ。餓鬼(現代の若者ではなく、日本の古典の絵に出てくるようなの)が顔いっぱいに叫んでいる絵。でも、まあ、重松清だし、、と買ったんだけど。古本で。

で、これがもう暗いのなんのって。出来の良い兄と、その兄を尊敬する弟。兄は秀才で、両親の期待を背負い、進学するもだんだん勉強についていけなくなり、弟をいじめ、家庭内暴力に走り、放火魔となって少年院に入れられる。こころが壊れて。放火魔を出した家は爪はじきにされ、大工の父は夜逃げ。母はギャンブルに凝りだす。弟(シュウジ)は走ることが好きで、同じ陸上部の星エリにあこがれていたが、彼女は開発地域を疾走するトラックにはねられて大けがをしてしまう。
家を出て東京に引っ越したエリを追うシュウジは大阪でやくざを殺し、東京でもエリを襲う叔父をナイフで刺す。最後は故郷の教会近くで自宅に火を放って警官に間違って撃ち殺される。なんとも悲惨。。随所に©でぃりばめられる聖書の言葉なんか何の救いにもならないわっ。
たまたま、暗いのが続いたのかもしれないけど、とにかく気がめいる小説ばかり。ま、自分で選んだんだから文句は言えないんだけどね。手術した脚が重くて(痛いというよりは重い、という感じ)難儀。吐き気も残っているのでいましばらくはぐだぐだと自宅療養中。スケート観るためにユーロスポーツ申し込もうかしら?

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コメント

入院している間に筋力が落ちているのかもしれませんね。いずれにしても、手術前に遠出をする無理をかけた脚は慎重に回復を図るのがよいのでは。お大事に。

所で、歌舞伎のせりふに「ガキの頃から手癖が悪く・・・」なんていうのがあったような気がしますが、子供の意味でガキという言葉を使うシーンって、現代というより、伝統的な口語の世界なのでは。(^^;)

ありがとうございます。そうですね。もう若くはないんだし。。そうなんだ?<ガキ。おどろおどろしい落ち武者みたいな感じかな、と思ってましたが。

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