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2015年9月

2015年9月28日 (月)

いろいろ(605)「不発弾」「氷雨心中」

乃南アサ「不発弾」&「氷雨心中」を読んだ。どちらもミステリー短編集。「不発弾」には、テレビ界の復活劇をテーマとする「幽霊」、デパートの地味な職場で働く主人公をないがしろにするような勝手な家族に爆発する「不発弾」、ものすごく旨い煮込みの秘密の「かくし味」、タクシー運転手としての生活が嫌になってもう死んでやるっと思った最後の客が想定外の展開となる「夜明け前の道」、痴漢を誘発してゆすりをやっていた女の子二人に起こる悲劇「夕立」、、嫌みな客が福の神だったという「福の神」が収録。「かくし味」が一番どっきりだけど、救いのある結末の「夜明け前の道」も秀逸。

「氷雨心中」はもうちょっとおどろおどろしく、にhンの伝統工芸を舞台にしたもの。香作りの祖母の仕事を手伝うようになった男の子の物語「青い手」は、連城三紀彦の解説を読むまでミステリーだとはわかんなかった。匂いがヒントなのね。「鈍色の春」は子異母とが変わるたびに着物を染め変える美人の依頼を受ける染色師の話。ラストがどっきり。氷雨春秋は杜氏になりたい青年の物語。祖父の事故が重なるっていうのは最初からちょっと想像できるかも。「こころとかして」は宝石デザイナーになりたい歯科技工士が勝手に恋して勝手に裏切られる話。「ガリレオ」になんか似たような話があった気がするけど?「泥眼」はお面の話。ちょっとテーマに振り回されて書くだけで精いっぱいだったような?「おし津提灯は突然夫の前に現れた幼馴染(芸者になっててその後地元で料亭を開く)のために提灯を作る手伝いをする妻の復讐物語。
乃南アサの初期の短編集のようです。ちょっと不気味な味付けが特徴かも。わかってますって。小説なんか読んでるバヤイじゃないです。日本行きまで1週間を切ってしまっているのに、原稿は遅々として進まず。。ま、明日からガムばりませう。

2015年9月20日 (日)

いろいろ(604)「地のはてから」

乃南アサ「地のはてから」を読んでしまいましたぁぁ。北海道の知床に開拓に入った福島出身の一家の物語。知床っていうのはアイヌ語で「地の果て」を意味するのだとか。よくそんなところまでいったよね。。「ニサッタ、ニサッタ」に出てくる95歳のばあちゃんの2歳から中年くらいまでの時期の歴史。最後に初恋のアイヌ青年に幻滅する場面がかなり残念。なんでそこまで夢を壊さなくちゃいけなかったんだろう?

知床行ってみたい。今回は無理だろうけど、脚が治ったら挑戦してみようかな?でも、香港にも、台湾にも、ハワイにも、オーストラリアにも行ってみたいんだけど<5月以来ヒコーキに乗ってないのでお尻がウズウズちう。あと2週間で日本なんだけどね。

2015年9月19日 (土)

いろいろ(603)「ニサッタ、ニサッタ」

乃南アサ「ニサッタ、ニサッタ」を読んだ。小説なんか読んでる場合じゃないんだけど、おもしろかった。ちょっとしたきっかけで人生を転げ落ちていく青年耕平の物語。会社が突然倒産したり、派遣先でいじめられたり、酒気帯び運転で事故を起こして首になったり。これでもかっ、というくらいの転げ落ちぶりが鮮やか。耕平の人生に絡んでくる杏菜は和人ではないと95歳になる耕平の祖母が見抜く。

北海道ってあこがれるな。ストックホルムより自然は厳しそうだけど。
追い込まれている状況に変わりはないのに、手が出てしまう文庫本。。毒食らわば皿までって、読みくるってしまおうか、「ニサッタ」の前に読むべき本とされるのも未読だし。。

2015年9月17日 (木)

いろいろ(602)追い込まれて追い込みちう

原稿を三つ並行して書いておる。追い込まれておる。なんでもっと早くから、、っていう批判・自己批判は重々わかっておる。わかっていてもどうしようもないのが人間一般なのである(普遍化していいのか?)。

最近はあまり長いものを書いていないので、1200~1600字くらいがちょうどよく感じられる。50万字なんてムボーじゃぁぁ<先日は字数計算間違いしていたようだ。。
外は秋雨。今日外出しなくちゃならないってことはないんだけど、日本行きのお土産や旅行用の下着を買いにデパートにいったり、日本食料品店に買い出しに行ったりしなくちゃならないのが、だんだん予定が押してきていて間に合うかどうかちょっと心配。いざとなればお土産は出発時の乗り換えコペンで、下着はぼろぼろのままで(勝負下着が必要になる機会もないだろうし)という選択肢もありかも。
それにしても体力がなくなったなぁ。頑張りが効かなくなってる。元気を呼び出すためにお茶でも飲もうっと。

2015年9月12日 (土)

いろいろ(601)「すれ違う背中を」「いちばん長い夜に」

乃南アサ「すれ違う背中を」&「一番長い夜に」を読んだ。マエ持ち(前科者)の芭子(はこ)と綾香のコンビのシリーズの2冊目と3冊目。3冊目で東日本大震災に遭遇しちゃって(作者自身が取材のために仙台に行ってほうほうの体で東京に戻ってきた体験がほとんどそのまま描かれている)、それで物語が終わりになっちゃったみたい。もう少し続いてもよかったと思うけれど。昏睡強盗で7年の刑に服していた芭子は出所後3年、ひっそりと暮らしていたが、友人の綾香の子どもがどうなっているかを調べに仙台に行って、そこで地震にあい、往きの新幹線で隣に座っていた南という弁護士(彼の職業は後で知る)とともにタクシーを3台乗り継いで東京に戻る。で、彼を好きになって、マエ持ちであることを涙ながらに告白したが、彼は結婚しようといってくれる。殺人は許されないのだ、許してはいけないのだと述懐する綾香は狂ったように被災地のボランティアを続けていたが、最後にはそkのパン屋で働くことになる。

Amazonオトナ買いの本がどんどん消化されてしまう。。日本行きの飛行機の中で読む本を確保するための注文だったのに。。チマチマ読まなくちゃいけないのに、やっぱり読みだすとおもしろくて2時間連続で読んじゃったりするのよね。。
ま、それでも3日間家から出なかったので原稿も少しは前進。統計を駆使して分量が増えていくのは良いのだけれど、使う資料が表じゃなくてグラフなので、オリジナルpdfを切り取って貼り付けるという手段しかなくて、PowerPointの発表くらいだったら大丈夫だけど、出版に使うには問題があるんじゃないかなぁ。。10月の日本行きではパワポを使って別の講演もする予定でそっちの資料も作ってるんだけど、そっちはもう画像引っ張ってきて貼り付けっぱなしというかなんというか。ま、ビジュアルの方が良いでせう。

2015年9月10日 (木)

いろいろ(600)「長い長い殺人」

宮部みゆき「長い長い殺人」を読んだ。保険金目当てで殺人事件が次々に起こり、その渦中にある不倫中の美男美女カップルが限りなく怪しいのだが、物証がない。で辣腕刑事は殺された被害者(4人)から持ち去られたもの(ネクタイピンとかボタンとか髪の毛の一部とか)に何かヒントがあるのでは?と考える。で、結局は、、目立ちたがり屋の真犯人が記念にもっていったのだった。

語り手がそれぞれの「財布」というのがかなり斬新。エピソードが絡まって、ついに真犯人にたどりつくのだけど、あろうことか途中で変な風に登場してるのよね。宮部さん、若書きで筆が滑っちゃってるのか、伏線のつもりだったらちょっとヘンよ。彼女のデビュー直後、20年前の作品だけど、かなりおもしろい。少し、長すぎる気もしないではないけど。
今回のAmazonオトナ買いのうちの一冊。アマゾンは日曜に注文、月曜には発送、木曜に配達とのことだったけれど、前日水曜に到着。仕事が早いわね♪念のため在宅していてよかった。とりに行くのは面倒だし、再配達頼むと2日くらいロスが出ちゃうから。
やっぱり漫画も欲しいよね、と敢えて頼んだ山岸涼子の3冊はやっぱりハズレだった。大作(テレプシコーラ、日出づる処の天使)後にそれ以上のものを期待してはいけないのだとわかっていてもないものねだりは続いてしまう。
本読んじゃったけど、今日これからもう一冊読んじゃうけど、原稿も少し本気モード。ただ、体力がなくなってて、30分と続けて書き続けられないのが問題。本を読むときには(寝転がってるから楽なんだけど)1時間以上ぶっ続けでも平気なのにね。。

2015年9月 8日 (火)

いろいろ(599)「円満退社」

江川剛「円満退社」を読んだ。最近よく見る元銀行マンによる金融関連小説か、と思って著者紹介を途中で読んだら、比較的オトシを召した方で、物語の方も読み進んでいくうちにどんどんコメディになっていったので、ああ、最近の流れに乗ったわけではないのね、と思った。

本日定年を迎える岩沢千秋(男性)は東大卒の銀行マン。二流支店の支店長で終わるのだが、一日無事に過ごせれば3000万円の退職金がもらえる予定。で、不祥事があればその退職金がどんどん削られていく危険があるので、一日なにもないようにと祈りながら過ごすのだけれど、貸し出しの問題とか、部下の横領とか、不祥事が次々に起きる。でもって、蚤の夫婦の妻の方は大食員が入金されたら即座に引き出してネットで知り合った若い男(まだ会ったことはない)と逃げようと虎視眈々と狙っている。で、その若い男が実は、、っていうのがオチなんだけど、そこまでいっちゃうと作りすぎよ、江上さん。
ま、読まなくてもいい小説だった。でも、もう読む本がないのでまたAmazonでオトナ買い。発注するたびに合計金額が上がっていく。依存症になる危険は、、読みたい本がそれほど頻繁に発行されるわけじゃないから、パンクになるまでにはいかないだろう。
さー、原稿、原稿。

2015年9月 5日 (土)

いろいろ(598)オートメーション・サミット

ヴァステロース市で2日間にわたって開催されたAutomation Summitに出かけてきた。朝早くストックホルムを発って列車で往復するのが面倒だったけれど、1時間ちょっとの距離だから一泊するのもねぇ。。

ヴェステロースはABBの本拠地。ABBは原子力設備など重電の会社だけど、ロボットやオートメーションもお手の物。そのため関連の会社がいっぱいあって、クラスター(Automation Region)を形成している。で、オートメーション・サミットは2年ぶり2回目の開催で、私は初参加だったけれど面白かった。
オートメーションの現実の方が発展していて、人間の方がついていけないとか=アトラスコプコ社のロボットは手が95本もあるそうな。。95本がそれぞれ別の動きをするのだろうから制御が難しいのは想像できる(からまっちゃわないのだろうか?)。また、来年からヨーテボリ市では操縦者のいない車レーン(レーンに車が乗ると勝手に走っていく)がおーぷんするのだそうだけど、それに関する法規がないのだとか。人間がついていけないのだから、まして法律はもっとついていけないのだろうな。
また、ネットワークアプリケーションなど「デジタル化」もオートメーションの一部とみなされているのだけれど、ネットアプリがどんどん進化していて、そこも無法状態なのだとか。たとえば「ちょっとこれからXX大学に行くけれどなにかしてきてほしいことある?」とか聞くアップがあって「んじゃ、○○から荷物受け取ってきて」なんていう要請に「いいよ。じゃ、500円でひきうけるね」なんていうミクロ・ビジネスモデルがあって、それはいろいろ法規に抵触するのね。
ロボット・ダーレン(ロボット・バレーとよばれるロボットクラスター)の今年のロボット研究大賞はみんな外国企業でちょっとつまんなかったです(写真)。一位はアメリカの大学のギリシャ人のチームだった(内容忘れた)。
Robotdalenaward

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