フォト
無料ブログはココログ

« いろいろ(587)「失恋カレンダー」 | トップページ | いろいろ(589)「君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい」「かわいい自分には旅をさせよ」 »

2015年7月24日 (金)

いろいろ(588)「玉村警部補の災難」「カレイドスコープの箱庭」

海堂尊「玉村警部補の災難」と「カレイドスコープの箱庭」を読んだ。「玉村~」は、桜宮市の東城大病院を巡るバチスタ・シリーズの中の短編集。ヤクザがどっかから死体を調達してきて、その歯を組長の歯型通りに整形してから焼身自殺したように見せかけて、歯型で本人確定をさせて、本人は海外逃亡するという「エナメルの証言」が秀逸。金冠治療の跡ををアルミホイルをかぶせておけばいいんだ、とするテキトーな歯科医に対して、その弟子はすぐに焼かれてしまう無縁仏でもちゃんとレントゲン通りに治療を施すこだわり派。そのためにAi(死体のスキャンをする機械)でばれてしまう師匠とは異なり、無事に逮捕を逃れて四国に移住。

「カレイド~」はシリーズ最後のまとめで、誤審疑惑の謎を愚痴外来の田口医師と厚生省役人の白鳥が解いていく。
海堂尊は一貫してAiの導入を妨げる日本の医学学会と警察庁を糾弾する小説を書き続けている。現実にも裁判してるみたいだし。Aiを使うと「死の境界」をどこに置くかの判断が一様ではなくなってしまうのだそうだ。たとえば、生命がいつ始まるか、ということが、以前は出産時だったのが、現在では受精の段階になっているように、「死」の概念も義実的な死と倫理的な死があるのだと。「カレイド~」に同時収録されている「放言日記」で、本名を出して対立相手を攻撃しているのがおもしろい。よっぽどアタマに来ているのでしょうねぇ。
こういうシリーズものって途中買いのがした分も読みたくなるのが玉に瑕ですね。どうしようかな。またAmazonで取り寄せるのもめんどくさいな。。まとめを先に読んじゃってるわけだし。。
陸上競技たけなわ。今夕はダイヤモンドリーグ・ロンドン大会でボルトが100mを走る。世界のシニアレベルにはまだ達しないけれど、日本の高校生が100m、200mで世界ユースで金メダルを取ったとか。サニブラウン君というガーナ人と日本人のハーフで期待されている。日本のスポーツ界には最近よくハーフの子がでてきていて、女子バレーボールでも期待の星が誕生したとか。そういえばプロ野球のダルビッシュ君もハーフでしたね。日本もようやく国際化してきたということなのかな?

« いろいろ(587)「失恋カレンダー」 | トップページ | いろいろ(589)「君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい」「かわいい自分には旅をさせよ」 »

いろいろ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/561891/61948480

この記事へのトラックバック一覧です: いろいろ(588)「玉村警部補の災難」「カレイドスコープの箱庭」:

« いろいろ(587)「失恋カレンダー」 | トップページ | いろいろ(589)「君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい」「かわいい自分には旅をさせよ」 »