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2014年7月26日 (土)

いろいろ(511)Jag är ju så jävla easy going

アイスランドで読んだ本。イェンニー・ヤーゲルフェルト(Jenny Jägerfeld)の「私はほらイージーゴーイングだからさ」(Jag är ju så jävla easy going)。ティーンエージャー向けの本だというのにこんなにグロテスクでいいの??と思っちゃう本。

主人公ヨアンナ(Joanna)は高校2年生でADHD。お母さんは数年前に小説を書いてヒットしたけどその一冊だけしか認められなくて、ずっと原稿は書き続けているんだけど出版社から突き返されるだけ。お父さんは心理学関係のセラピストになりかけていたのに自分がうつ病になってしまって日がな一日口もきかずTVのクイズ番組を観ているだけ。

で、両親がまったくお金を稼がないので、ヨアンナは自分の学習手当てを家計に差出し、家の中にあるものをネットで売り払って食料品などを買うんだけど、どんどんお金が無くなって、ある日、麻薬販売のバイトをしている学校の不良からその「仕事」をかすめ取る。その不良はヨアンナの別のバイト(年上のセックスフレンドからもらう期限切れのコンドームを学校で安く売る)でガールフレンドを妊娠させてしまい、ヨアンナに頭にきている。ヨアンナは学校の美女の友人オードリーとレズの関係になっている。

ヨアンナは麻薬販売で儲けたお金をうつ病研究財団に寄付してしまって、怒りくるっている不良には2年がかりで彼がこうむった金銭的被害(約27万円)を償う約束をする。母親は「心を入れ替えて」近くのスーパーマーケットの販売員となり、父親も回復して会話を交わすようになる、という一応のハッピーエンドではあるんだけど。読後感は悪くないけど、日本の出版社の「児童書部門」には紹介できないなぁ。。

Jagarjusajavlaeasygoing

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コメント

児童書というジャンルが何歳を対象にしているかは知りませんが、高校生を対象にするジャンルなら日本でもあり得るかなと思います。

当地では最近、一般向け歩道の姿勢が変で、良くわかるイベントを組んでくれるものを、内容に関わらず(- -)優先するという傾向があります。冗談抜きに。STAP細胞事件、佐村河内事件など、一回でも報道を見ればいかにも胡散臭い。にもかかわらず、専門家の意見を一切無視して、関連イベントをあさっているような報道がまだ続いていたりします(STAP事件については)。

こういう環境にいると、しっかりした価値観を持ち続けること自体が結構大変で、うっかり息を抜くとイベント系のサポーター役に編入されていたり、逆に、気をつけ過ぎていると気づかれでまいってしまいそうになります。いずれにしろ、この環境の延長線上にはしっかりした価値観などない。

紹介されていた本の背景は解りませんが、価値観の喪失と回復、という理解をすると、案外普遍的に理解されるのかもしれません。

2か月前日本に滞在していた時に、TVを観ていてどのチャンネルも同じような報道をしていて、コメンテーターが同じような意見を言っていて、つまらないなあと思っていました。「価値観の喪失と回復」ねぇ。。そういう読み方はしなかったな。新鮮な見方。

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