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2014年3月 8日 (土)

いろいろ(484)「二月三十日」

曽野綾子「二月三十日」を読んだ。比較的新しい短編小説集。表題の「二月三十日」は19世紀半ばに「未開の地」にやってきた修道士の日記の話。最後は一緒に来た修道士仲間全員死んでしまって、意識もうろうとしていた修道士が最後の日付を二月三十日としていた、というのがオチなんだけど、なんか中途半端な終わり方。

曽野綾子はエッセイは抜群なのに、長編小説は出来過ぎの構成がわたし好みではないんだけど、短編はこの本のようにオチがないというか、なんでそこで終わる?という終わり方が多いように思う。綺麗な文章なのに残念。

この短編集の中では最後の「光散る水際で」が良かった。母と息子の二人暮らしをしていた一家。ある大晦日に突然息子が消えてしまう。母の「支配」から逃れたかった息子は時々連絡は入れるものの家にはもう戻ってこない。三年後ひょんなことから彼がマダガスカルで釣り客のためのガイドをしているという情報が入る。母はツアーに参加してマダガスカルに出かける。ツアーで一緒になった紳士に諭されて、釣り船に乗った息子を遠くから眺めるだけで帰ることにする、というストーリー。最初のうち(客観的にみて)押しつけがましい母の視点で話が展開していくのがちょっと痛快。最後の場面はちょっと感動的。

マダガスカル、行ってみたいな。綺麗なんだろうな。

昨日から世界陸上室内選手権が開催。室内で陸上をやるんだったら、ドームのような大きなところでやるべきで、100mの競技を60mにするとか、7種競技を5種にする(やり投げは危ないので室内ではやらないことになっているそう)とか、小手先の妥協なんかしないでよ、と思うのは私だけか?ま、TVで見るものがあるのはよいから本日もTVにかじりつくんだけど。

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コメント

マダガスカル島というと、北杜夫が書くところのアタオコロイノナの伝説があるところですね。神様が地表に人が住めるかを調べさせるつもりでアタオコロイノナを派遣したら、あまりの暑さに驚いて地中深くもぐってしまい、そのままどっかに行ってしまった、という一寸取り留めのない話がいかにもアタオコロイノナ(なんとも取り留めのないもの)的、という ・・;

どんなとこなんでしょうね?

暑いところなんでしょうね(笑)<どんなところ
アジアの人が流れ着いて定住した島だそうで、アジアっぽい雰囲気もあるみたいです。動物が流れ着いたというアニメが数年前にあったような?休暇に何もしないスウェーデン人気質に染まったら、海辺で日光浴するために行ってみたいかも。

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