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2014年1月 6日 (月)

いろいろ(472)「真昼なのに昏い部屋」

江國香織「真昼なのに昏い部屋」を読んだ。下町にある真昼なのに暗い部屋に住む米国人ジョーンズさん。彼は米国に家族がいて(離婚を拒否している二番目の妻や、成人している子どもたちがいる)、日本の大学で教師をしている。近くに住む、良妻の鏡であるようなかわいい美人の美弥子さんと知り合い、二人で昼間散歩する関係に。美弥子さんの夫で社長さんである浩は妻の言うことが耳を素通りするような男。ジョーンズさんと今日は何をした、などという毎日の報告にも反応しない。

で、散歩(フィールドワークと呼んでいる)がどんどん進んでいくうちに、ある日、美弥子さんの女友達に告げ口された浩は激昂して、美弥子さんを不倫しただろうと責める。美弥子さんはびっくりして家出してジョーンズさんのところに行き、そーゆー関係になる。で、その後、美弥子さんは実家に戻り、離婚協議中。ジョーンズさんとは1か月に2回くらいは会うのだけれど、以前のような目くるめく関係ではない。

う~ん、で、結局、「ノラ(人形の家)」を描きたかったのかな?ジョーンズさんも美弥子さんもイメージがちゃんと湧くように丁寧に描かれているけど。。

川上弘美ほどではないけど、江國香織もきれいな文章書きますね。文章を書くほどには体力が回復してないんだけど、そのうち私もまた書き出したいものですわん。

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コメント

ここで「昏い」と書いているのは、「黄昏(誰ぞ、彼)」の意を含めているのでしょうか?日本語の「彼」はもともとは、文法性なしの代名詞だったので、その辺まで含めて。
(明治時代に欧米語に合わせて「彼女」という言葉が出来てから、「彼」と「彼女」との意味が分かれたんだそうです。)

ああ、そこまで深くは読みませんでした<「誰ぞ彼」。単に「ほんのり昏い」という意味だとばかり。
彼、彼女についてはここ数年スウェーデン語でHan=彼、Hon=彼女の代わりに性別にかかわらないHenを使おうと主張する人たちがいます。Henって語感がヘン(変)。。

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