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2013年11月 4日 (月)

いろいろ(459)「夢見る黄金地球儀」&「螺鈿迷宮」

海堂尊「夢見る黄金地球儀」と「螺鈿迷宮」(上下)を読んだ。どちらも、本筋から少し離れたエピソード、ぽかったのだけど、一連の物語の登場人物が出てくる。こういうのはずっと海堂作品を読んでいる人には二重・三重の楽しみになってよいのかもしれないけれど、シリーズものとして最初からちゃんとうたっていない場合は、やっぱり少しルール違反の気もしないではないな。

「~地球儀」の方はバブル時代に「ふるさと創生一億円」でを支給された自治体が黄金地球儀を作り、その金の部分をのちに回収して逼迫する財政の補てんに使った、というのを知らずに盗もうとした、学者崩れの町工場営業係が右往左往する話。海堂尊によってはどちらかというと<閑話休題>的な作品のようだったけど、町工場の社長(主人公の父)が作る優秀な機械のネーミングが抜群。ハエパシパシとかケズリン・プッチーニとか。

「螺鈿迷宮」はもっと<本シリーズ>に近い位置にあって、終末治療で生き延びてきた桜宮病院の最期をめぐる物語。続編を暗示する終わり方(死んだはずの双子の姉妹が生き残る)。単行本は2006年発刊とのことで、そろそろ続編が出るかも?

海堂尊は好きな作家のひとり。医学界の内部からの告発小説みたいな感じがしたけど、ちゃんと主人公や脇役のキャラもたってて、医学的な硬派の説明も読んでて気にならなかった。ただ、シリーズが続くうちに、「小説化」が進んで、読み物になっていってしまうのは必然なのかもしれないけど。まだお医者さん続けてるんだっけ?

ちょっと端境期でぐたぐた中。明日は歯医者でルティーン・コントロール。また、数万円が飛んでいく(涙)。

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