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2013年10月

2013年10月28日 (月)

いろいろ(457)「三匹のおっさん」

有川浩「三匹のおっさん」を読んだ。おもしろかった。還暦になったかつての悪ガキ三人組がジジイ生活に入るにはまだ早いと自警団を結成。剣道の達人(退職後、嘱託として系列会社であるゲームセンターの経理を担当)、柔道の達人(飲み屋を息子夫婦に譲ったところ)と機械オタク(小さな工場経営)のちょっと危ない3人のおじーさんたちが町内の事件を密かに解決していく物語、剣道の達人で、物語の主人公であるキヨの孫、高校生の祐希がとても良い。

Amazonで続編を注文しようかな。西原理恵子の買いこぼしたのとか、ガラスの仮面でやっぱり買い間違えた(今のところ50巻まで出てるんだけど、5冊はダブり買いしてる。。)最新刊も一緒に。

南部では嵐が来るという予報なんだけど、ストックホルムは良い天気よ。異常な暖かさが続いてるし。

2013年10月27日 (日)

いろいろ(456)「千年樹」&「スナックさいばら おんなのけものみち ガチ激闘篇」

荻原浩「千年樹」と西原理恵子「スナックさいばら おんなのけものみち ガチ激闘篇」を読んだ。「千年樹」は、神社の横に立つくすの大木の根元で起きるいろいろな人間模様を千年にわたってつづったもの。時代が交錯してかなり読みにくい。みんな暗いし。。荻原作品にしてはあまり好みでなかった。

「スナックさいばら~」は前作二作に続くWebの人生相談みたいなもの。離婚とは?介護とは?感動した家族の言葉とは?といったお題に読者が自分の体験を寄せる。西原理恵子はぶれないのがよいですね。今回のは特に彼女自身の体験をかなり綴っている(連れ合いがアルコール依存症でDVで離婚して、その後再婚して、最期を看取る話とか)。漫画自体はそれほどうまいとは思わないし、初期のころのめちゃくちゃなおもしろさはなくなっている気がするけど、ぶれない分、西原さん、好きだな、上品じゃないけど。

相変わらず、ちょっと買い物に出たりすると汗だくだくになる陽気。どうなっちゃってるんしょうね?

2013年10月19日 (土)

いろいろ(455)「獣の奏者 外伝 刹那」&「スナックさいばら 女のけものみち」七転び八転び篇&バックレ人生大炎上篇

上橋菜穂子「獣の奏者 外伝 刹那」&西原理恵子「スナックさいばら おんなのけものみち」七転び八転び篇&バックレ人生大炎上篇を読んだ。

「~外伝」は、、完結したものをもっと読みたい、と望むのはやっぱりイケナイことだと悟らされる感じ。本筋から離れた部分だからあとづけで埋めよう、っていうのは、手品の種明かしをするかのような、ジョークでなにがおもしろいかをあとで説明するような、余計な部分なのね。どんなに読者が望もうと、やっぱり書いてはいけなかったのよ、上橋さん。

「スナックさいばら~」は、おなじみ西原理恵子の人生相談の延長のようなもの。ネットでお題(たとえば「女の大反省会。私はこれで太りました」)を決めて投稿を募ってそれに理恵子さんがコメントをつける。前の人生相談の方が密度が濃くておもしろかった。まあ、これはこれなりに軽く読めてよかったけど。

往復の飛行機の中では、ずっと本を読んで過ごした。運よく往も復も最後のビジネスの席にアップグレードができたんだけど、ビジネスでも一流ビジネス(飛行機の先っぽの方)ではなくて、二流ビジネス(その後ろの方)で、乗客も一流の感じはしなかったし、食事やサービスも落ちてる感じだし。ま、最大の魅力であるフラットに寝られることはそのままだったけど。

中継地のコペンは12,3℃の暖かさでほっとしてたら、ストックホルムに着いたら寒いこと。雪が降ったんだって。ま、それなりの準備はあったので大丈夫でしたが。

片づけ、勤しみちうだけど、道中読み切れなかった本(スナック~の第三冊目&荻原浩のミステリー)を読んじゃいたい気もするなぁ。

2013年10月17日 (木)

いろいろ(454)「カッコウの卵はだれのもの」&「フィッシュ・ストーリー」

東野圭吾「カッコウの卵はだれのもの」と井坂幸太郎「フィッシュ・ストーリー」を読んだ。「カッコウ~」は、スポーツ遺伝子があるという仮説を持って、親子のスキー選手の遺伝子を分析したら実の親子ではなかった、、というもの。くしくも短編集「フィッシュ・ストーリー」の最後の短編「ポテチ」も、産院での赤ちゃん取り違えがテーマ。

「カッコウ~」はちょっと暗くて、「フィッシュ~」はかなり明るい。どっちが好きかといわれると困るけど、ま、好みはそれぞれかも。

日本滞在ももうすぐ終わり。台風のせいで昨日の便がキャンセルになったもよう。日にちがずれて良かったと喜んでいたら、その余波で私の乗る予定のヒコーキが混んでいるらしくアップグレードができないという連絡が。最後まで波乱万丈の旅になるのか。。

2013年10月12日 (土)

いろいろ(453)急遽日本へ

身内の不幸のため急遽日本に飛ぶことに。例によってSASは直近の切符を買おうとするとものすごい値段になる。そもそも切符自体がないし。で、日曜に出発したかったのに満席のため、本日土曜になってしまった。日本行の当日切符を買ったのは初めてじゃあ。それも北京経由で。。ま、コペン発北京行きは夜なのでその分出発前の準備ができるのは喜ばしいけど。

移動手段の手配とか、いろんな雑務があって、ゆっくり悲しみに浸れるようになるまでちょっと時間がかかりそう。彼の人生、こんな終わり方で良かったのだろうか。。

2013年10月 9日 (水)

いろいろ(452)「ラッシュライフ」

伊坂幸太郎「ラッシュライフ」を読んだ。<なんだこりゃ?>と思う小説。
A、拝金主義者の画商戸田と、彼に振り回される新進の画家志奈子
B、空き巣に入ったら必ず盗品のメモを残して被害者の心の軽減をはかる泥棒の黒澤
C、新興宗教の教祖にひかれている画家志望の河原崎と、指導役の塚本

D、それぞれの配偶者を殺す計画を練る女性精神科医京子と、サッカー選手の青山

E、四十社不採用の目に合っている失業者の豊田

それぞれが全部つながっていて、エッシャーの絵が象徴的に使われている。

伊坂幸太郎の初期の作品だというんだけど、全部つぎこんじゃったんだろうなぁ、とほほえましく思う。かなり目まぐるしいけど、読後感は悪くない。

逃避モードも今日でおしまい。原稿書かなくっちゃ。。

2013年10月 8日 (火)

いろいろ(451)「きみ去りしのち」

重松清「きみ去りしのち」を読んだ。1歳の息子を突然心臓発作で亡くしてしまった主人公は、その事実をなかなか受け入れられず、旅に出て癒しを求める。離婚して別れた妻のもとで育った娘に10年ぶりに会い、彼女がその癒しの旅に同行する。北海道や出雲など、全国各地を回った旅は与那国島のホスピスで最後の時を迎える別れた妻に会い、彼女がなくなった後、島原の精霊流しで終わりを迎える。

相変わらずの重松流の人間描写のうまさ。震災前に単行本だったものを震災後に文庫本にする際に随分、書き直したそう。奥尻島の地震や津波の話もあるしね。著者解説によれば、登場人物のせりふが嘘っぽく感じられてそこをかなり削ったのだそう。そういえば、重松作品にしては会話の部分が少ないかも。でも、やっぱりちゃんと泣かされましたわ。

圧倒的な自然に鎮魂を求める、っていうの、身につまされますね。

2013年10月 7日 (月)

いろいろ(450)「焚火の終わり」

宮本輝「焚火の終わり」を読んだ。美しい関西弁でつづられる近親相関(かもしれない)小説。兄と妹が異母きょうだいなのか、それとも異母きょうだいなのか、はたまた赤の他人なのかは最後まで明らかにされない。美しく仲の良いオトナたちが最後まで秘密を明かさず次々に死んでしまうから。

あまりにも謎を引っ張りすぎて(意図的なのかもしれないけれど)、最後にはもうどうでもいいや、そんなこと、という気持ちにさせられる。解説見たら15年くらい前の本なのね。携帯電話がまったくでてこなくて(だからこそ成り立つスリルもあるんだけど)、昔に書かれたんだろうな、とは思ったけど、それ以外は時代的な違和感は感じなかった。

本格的小説家による小説はやっぱり会話が絶品、と思う。関西弁がエキゾチックで良いし♪中に出てくる料理もおいしそう。1本、1万2000円(15年前の値段よ)なんて、想像もつかないけど。

本の中の美しい食事には程遠いけど、いんげん豆を茹でて、ゴマダレをかけて、フィッシュフライ(鱈ざんす)と一緒に食べようっと。

いろいろ(449)「沃野の伝説」

内田康夫「沃野の伝説」を読んだ。コメ問題がテーマ。そういえば米穀通帳はどこへいったの?というのが物語の発端で、食糧管理制度がなんと1995年まで続いていたことなどが解説される。米穀通帳は子供のころ見た覚えがあるけど、ウチでも多分知らないうちにどっかに行っちゃんたんだと思う。

コクゾウムシがわいたことから、コメの偽装問題なんかが明らかにされるんだけど、スウェーデンで古いお米を買ったときにコクゾウムシにも遭遇したことがある。10kgの袋をちゃんと縛っておかなかった自分が悪いのだと思ってお店に抗議もしなかったけど、元々袋の中にいたのかも。あれは気持ち悪いですね<コクゾウムシ
こっちにきてから、お米っていろいろ味が違うのね、と知った。最初のうちはカリフォルニア米しか手に入らなかったから(もっとまずいのは普通のスーパーで売ってたけど)、甘い米国産のお米ばっか食べてた。その後、欧州産のお米が入ってきて、結構おいしいと思ったけど、日本に行って食べるお米はやっぱり美味だと思う。ま、でも、スウェ国の中華料理店なんかでも最近はめっちゃくちゃにまずいお米はなくなってきているから、いいんだけど。

この小説では結局関係者がどんどん殺されていくだけで、最終的な解決には至らないので(なんせ今でも問題満載のコメ問題ですから解決はしないでせう)、読後も不完全燃焼感いっぱい。でも主人公の浅見探偵のおにーさん(刑事局長)がカッコイイから許そう。

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