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2013年10月 8日 (火)

いろいろ(451)「きみ去りしのち」

重松清「きみ去りしのち」を読んだ。1歳の息子を突然心臓発作で亡くしてしまった主人公は、その事実をなかなか受け入れられず、旅に出て癒しを求める。離婚して別れた妻のもとで育った娘に10年ぶりに会い、彼女がその癒しの旅に同行する。北海道や出雲など、全国各地を回った旅は与那国島のホスピスで最後の時を迎える別れた妻に会い、彼女がなくなった後、島原の精霊流しで終わりを迎える。

相変わらずの重松流の人間描写のうまさ。震災前に単行本だったものを震災後に文庫本にする際に随分、書き直したそう。奥尻島の地震や津波の話もあるしね。著者解説によれば、登場人物のせりふが嘘っぽく感じられてそこをかなり削ったのだそう。そういえば、重松作品にしては会話の部分が少ないかも。でも、やっぱりちゃんと泣かされましたわ。

圧倒的な自然に鎮魂を求める、っていうの、身につまされますね。

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