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2013年9月30日 (月)

いろいろ(448)「砂漠」

伊坂幸太郎「砂漠」を読んだ。仙台の国立大学(となれば東北大学でしょうね)法学部に通う男子学生3人、女子学生2人の物語。大学時代は青春のオアシス、やがて社会=砂漠に出ていくことになる。空き巣との対決が出てきたり、超能力がでてきたり、麻雀やボーリングなんかも登場。

昨日の本よりずっと読みやすかった。登場人物の描写がとても良い。冷たい美女が一番ヘンな男子学生に振られたり、空き巣事件で片腕を失った男子学生が密かにキックボクシングで恨みの相手を倒したり、ま、ちょっと「小説ならでは」のところもありますが。

卒業式での学長の言葉。「学生時代を思い出して懐かしがるのは構わないが、あのときはよかったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。人間にとって最大の贅沢とは、人間関係の贅沢のことである」。後半はサンテグジュペリの言葉だそうですが。

学生時代、懐かしいな。でも、大学~大学院は女子ばかりだったから、高校時代の方がもっと「青春」だったな。今生きている社会が「砂漠」だとは思わないけど、やっぱり、当時の方がみずみずしかったかも。

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コメント

そういえば、悲しみの天使(M.ホプキン)という歌がありましたね。概略、
「昔ここには居酒屋があって、時を忘れて仲間と語り明かしたものだった。
時が過ぎて今、この居酒屋の前に立っていると、昔の仲間と語り明かした夢が甦ってくる。
私の姿は異形のものと思えるくらいに変わってしまったのに、
夢はまだ夢のまま。」
みたいな感じの。(日本語訳でなく原詩の方。)

こちらで「情報民族音楽学試案」というメモが出来かかっていて、院の時にはうまくすれば合って話を聞けたかもしれない先生方が現在すべて亡くなられた、ということに気づいたりすると・・;

よい詩ですね。
上の本の中には「ものを動かす」超能力がでてきて要所要所で重要な役割を果たすのですが、「過去に戻って会いたい人に会う(話を聞ける)」という超能力があれば嬉しいかも。

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