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2013年2月

2013年2月24日 (日)

いろいろ(388)「影」

カーリン・アルヴテーゲン「影」(柳沢由実子訳)を読んだ。終わりに近づくにつれどんどん恐ろしい展開になる推理小説。

ノーベル文学賞を受賞したスウェーデンの国民的英雄視されているアクセル・ラグナーフェルトは脳卒中の発作の後、全身麻痺となり施設で暮らしている。かつて彼の家で働いていた家政婦が老衰で死んで、市の職員がその後片付けに携わることによって、次々に暴かれていく過去の悪事・惨事。自分の小説を売り出すためにYouTubeで自殺しちゃう作家も出てきたりして、作家の業もテーマに含まれているのかも。

アルヴテーゲンという作家は知らなかったけど、アストリッド・リンドグレンの親戚(リンドグレンがアルヴテーゲンの親のおば)なのだそう。テレビ番組の脚本もよく書いているのだそうです。

疲労気味の週末。明日もぐたぐたと生きる予定。

2013年2月22日 (金)

いろいろ(387)本が出ました

まだ実物は見ていなのですが、2月20日に私の本が出版されました。と、堂々と宣伝してしまおう♪

日本の関係者の皆様には出版社から直接送付されますが、スウェーデンの関係者の皆様には、私の手元に届き次第郵送いたしますので、しばらくお待ちくださいませ。

Hyoshi

2013年2月17日 (日)

いろいろ(386)「雪冤」

大門剛明「雪冤」を読んだ。タイトルは、冤罪を晴らす、という意味。殺人事件で死刑判決を受けた眉目秀麗・美声の持ち主の京大生は、物語の途中で死刑を執行されてしまう。弁護士の父親は弁護人とともに冤罪を晴らすべく、自分で捜査を続ける。

死刑廃止を主張しつつ被害者側の関係者を何人も巻き込んでストーリーが進んでいくんだけど、特に後半は何度も逆転逆転で、ちょっとそこまでしなくても、、と思う展開。

大門作品は横溝正史ミステリ大賞を受賞したこれしかしらないんだけど、Wikiによればその後も弁護士関連の作品を書いていらっしゃるそう。もう少しシンプルな作品だと食指が動くかも。

本日もぐーたらと「風雲のシレン2」と読書の一日。明日は買い物に行かねば冷蔵庫がすっからかん。。

2013年2月13日 (水)

いろいろ(385)「風に舞いあがるビニールシート」

森絵都「風に舞いあがるビニールシート」を読んだ。短編集で、直木賞をとった表題の作品は最後にあったけど、私は他の作品(「器を探して」「犬の散歩」「守護神」「鐘の音」「ジェネレーションX」)の方が好みだった。仏像修復師とか、捨て犬を助けるボランティアとか、UNHCRとか多方面の世界が舞台になっていて、どれもちゃんと取材して書いてあってすごいなと思った。

「風に舞いあがるビニールシート」はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で働く里桂が、元上司で夫であったエドのアフガンでの死に動揺し、やがてそれを乗り越える物語。さだまさしの「風に向かうライオン」の歌も彷彿として。

森絵都はこれまで読んだことのない作家だったけど、かなり「買い」かもしれない♪彼女も江国香織と同じく児童文学出身のようですね。国際図書館にもう一冊くらい入っていたように思うので、これを返したら借りようっと♪

(次の振込みまで)あと一週間ビンボー生活が続くんだけど、財布の中の現金2500クローナ(約3万円)でしのげるかな?

2013年2月11日 (月)

いろいろ(384)「白夜の森」

マリアンネ・フレデリクソン「白夜の森」(亀井よし子訳)を読んだ。オリジナルは「ANNA,HANNA OCH JOHANNA」。日本語版は英語版からの訳だそうで、そのためにスウェーデン語の地名とかがちょっと変なんだけど、中味は面白かった。母と娘三代に渡る年代記。ハンナ(1879~1964)、ヨハンナ(1902~1987)、アンナ(ヨハンナの娘)はそれぞれの時代にしっかりと生きた女達。ジャーナリストのアンナが良く知らなかった祖母ハンナや良く理解していなかった母ヨハンナを見つけるルーツ探しの旅。ノルウェーに近い国境地方ダールスランドの田舎が舞台の祖母ハンナが一番興味深かった。

それにしても「アンナ、ハンナとヨハンナ」というオリジナル・タイトルが英語版では「ハンナの娘達」(Hanna's Doughters)になり、日本誤版では「白夜の森」になるのね。。

マリアンネ・フレドリクソンって名前聞いたことがあるな、と思って検索してみたら、良くTVなんかで見た人だったけど6年前に亡くなっていたのね。。この本が面白かったからもっと読みたいな、と思ったんだけど。

そろそろスウェ語の本をじっくりよんでも良いかな、とも思うんだけど、日本語の本があればやっぱりそっちを読んじゃうのよね。ま、でも、今、積んである本を読みきっちゃったらなにか挑戦してみてもいいかな。

2013年2月10日 (日)

いろいろ(383)「間宮兄弟」

江國香織「間宮兄弟」を読んだ。極北探検でもするまじめな話かと思ったら、ダメ兄弟の話で、とても面白かった。主人公は中年のオタク兄弟。マンションに一緒に住んでいて夏休みやお正月には静岡に住んでいる母と祖母のところへいく。女性にもてない兄弟はカレーパーティーや花火大会を開催して貸しビデオ屋のアルバイトの女の子や、弟が校務員として勤める小学校の女教師を招いたりする。

中年のムクツケキ兄弟が一緒に暮らす様子がとても面白い。読書日を作るとか、一緒にジグソーパズルを並べるとか、ビデオを見るとか。

端境期で待機中の感じ。それはそれでよいのかもしれない。オカネはないし、雪は降るし。

2013年2月 5日 (火)

いろいろ(382)「号泣する準備はできていた」

江國香織「号泣する準備はできていた」を読んだ。主として失恋物語。う~ん、軽くて洒落てていいけど、「で、それで?」っていう感じがするなぁ。。

私もどんどん進む円高で号泣する準備はできている。円建てで結構大金が支払われるときを狙わなくたっていいじゃないかぁぁ(泪涙ナミダ)。去年に比較すると今のところビジネスクラスのヒコーキ代くらい損している勘定で、今後どのくらい傷が深くなるか分からない(嗚呼)。ま、基本的にはクローナが円に対して強くなるほうが望ましいのだけど、今回だけは円建てだしねぇ。。

もしかしたら一生オカネモチにはなれない運命なのかも?でも多分オカネがありあまっているとそれはそれできっといろいろ悩ましいのよ、と負け惜しみを言ってみたりする。

2013年2月 3日 (日)

いろいろ(381)「アンジェリーナ」

小川洋子「アンジェリーナ」を読んだ。佐野元春というシンガーソングライターの曲にあわせて小川洋子が綴った短編集で、小川不思議ワールドが展開していてる。「面白かった」と評するには一編一編がちょっと短すぎる気もするけど、私には思いつかないなぁ、と感心。

佐野元春という人は知らなかったのでYouTubeで観てみた。ふ~ん、そうなの、という感じだったけど。

先に何かがあって、この場合は歌だけど、それに触発されて何かを書く、というのは結構やりやすいと思う。でも「この歌からこの物語??」とびっくりするような展開、小川洋子の場合は。やっぱりそこはプロフェッショナルなんだろうな。

私の本は2月20日発売です。まだ表紙の写真が出版案内に載っていないので、それができたら宣伝しようと待っているところ(という風にもう宣伝してるけどさっ)。

2013年2月 1日 (金)

いろいろ(380)「左岸」

江國香織「左岸」を読んだ。福岡の女の子、茉莉は二歳年上の兄惣一郎が大好き。隣家の幼馴染、九と一緒に幸福な子ども時代をすごしていたが、ある日、惣一郎は12歳で首吊り自殺をしてしまう。その後、ガーデニングに凝る母はイギリスへ一人で旅立ち、愛人を作って帰ってこなくなる。大学教授の父と二人で暮らしていた茉莉は17歳で東京へ駆け落ち。捨てられて福岡に戻り別の相手を結婚して娘を産むが、夫は交通事故でなくなってしまう。夫の家族から離縁されて絵描きに見初められてパリに行ってモデルになって、日本に戻ってバーに勤める。その後、福岡に戻ってワインバーのママになり、九と再会する。

ちょっとこんな急激な展開をする人生はないんじゃない?と思いながら読んだけど、現実でも人生はどの人生でも大なり小なり波乱万丈なのかもしれない。

ゲームの中に出てくる大阪弁にも憧れたけど、博多弁もかなりオツですなぁ♪

江國香織作品はなんとなく読みそびれていたんだけど、まあ、読んでもよいかなと思ったので、今日、国際図書館で彼女の初期の作品借りてきた。

恐ろしい赤字となった1月も終わり。明日からは心して稼がねば。

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