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2012年9月14日 (金)

いろいろ(334)「プラチナデータ」&「一枚のハガキ」

次は、東野圭吾「プラチナデータ」と新藤兼人(&鈴木詠崇)「一枚のハガキ」。「プラチナデータ」は国民の遺伝子情報から犯人を特定する捜査システムを作った天才少女とその兄が殺害される事件と、システム拡大の一端を担った二重人格者がその犯人と目されるもう一人の自分を追いかける話。タイトルに込められた謎解きのカギが最後まで想像できなかったのでかなりどきどきしながら読めましたわ。それにしてもDNAをもとに似顔絵までできちゃう、っていうのは、そのうちありそうで怖いですね。英国で見つかったリチャード何世(と思われる)の骨が、彼の姉(だったかな?)の子孫(現在も生きてる50代の人だって)のDNAと比較され、リチャード王かどうか判定されるというニュースを昨日読んだとこだし。

スウェ国ではソマリアからの難民受け入れの際、DNAをパスポート代わりに使う(彼らには書類が無いから)ことを決定してて、ちょっと嫌な感じがしてたところでした。究極のIDとしてのDNA鑑定の可能性は小説より先に現実になっているような?

「一枚のハガキ」は映画から作った小説だそう。戦争末期にくじ運が強かったために生き残った元二等兵が、籤運悪く先に死んでしまった戦友の妻のハガキを彼との約束で妻の元へ返しにいくという物語。それにしても映画の元になった台本を書いた人はいなかったのかしら?「映画から作った小説」というのがいまいち理解できないけど。

時差を感じる暇もなく日常に復帰してしまったけど、週末は続けて本を読みたい気もする金曜日。

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コメント

もう十年ほど前になりますか、バイオメトリック本人認証にかかわる標準化調査研究に関わったことがあります。DNA認証の話題もその時に聞いたのですが、まだそのころは、認証技術としても未発達という判断がありました。

外国に入るなら身分証明書はどうしても必要で、母国で信頼できる身分証明書が発行できないという現状があり、DNA認証が問題なく使えるなら、これを使うのも一つの選択肢なのではないか、とも思います。

パスポートの下に><<><>>>マークが付いてますね。でもあれはDNA情報じゃないですよね?(DNA情報を当局に出した覚えは無いんだけど。。)
小説にもありましたが、問題はその情報の管理なんですよね。信楽博士は東野圭吾は守備範囲じゃないかもしれないけど、図書館かどっかで借りてお読みになると宜しいかと思います。技術的にはアリかもしれないけど、その他もろもろ的には問題があるのではないかと感じたりします。

DNA情報はDNAを混ぜたインクに入っているそうなので、><・・・は違うと思います。私が気にしたのは第二段で、本人認証関係の仕事に関わっていた時には研究レベル(当面実際に使われることはない)と言われていたDNA認証が実際に使われることになった、と読んだからなのですが。

DNAに限らず本人に直結する情報は管理に気をつかわなければならないのは当然で、戸籍謄本にしても住民票にしても、仮にも改ざんされたら深刻なことになります。眼底の血管パターンを認証に使う技術があるのですが、もし病変が見つかったらどうするか、という議論があったようにおもいます。

ただ、DNA認証に使うDNAは全体でなくそのうちの一部分だったり、DNA全体を使ったとしてもDNAだけを使って似顔絵を書くのは無理なのではないかと思われるので、そのあたりは作家の創作した世界と思います。(DNA認証の一つの問題点として、一卵性の双子は区別できないことが指摘されてました。一卵性双生児は一度だけ見たことがありますが、微妙に顔つきが違っていました。)

スウェ国で使おうとしているのは、既に難民として国内に受け入れているソマリア人と親戚関係にあるかどうかを判定するDNA鑑定(関連があると認められれば入国を認める)だと理解しています<だから多分かなりの情報量を必要とするのではないかと想像。
#当然ながらそんなにまでして難民をこれ以上受け入れる義務があるのか?という議論あり

そういえば数年前に導入されたヨーロッパの空港の指紋による本人確認システム、最近なくなっちゃったような気もする。。

私の周りにはなぜか昔から一卵性双生児がいっぱいで、結構皆似てました。
そういえば、スウェ国では一卵性双生児の研究も盛んです<特別レジスターがあるみたい
#そもそもスウェ国は、国民の遺伝子データの蓄積実績では世界のリーダー的存在だったかも。データベースがウ○オ大学にあったんじゃなかったかしら。途中から入ってきた外国人は別としてもスウェ国生まれの人々はすでに全員データベースに組み込まれているのかもしれません。現実の方が進んでるのね。。

あ、すみません、お手数掛けてしまって。

退職してIT関係からは手を引いているので、技術の詳細を気にしたというよりはむしろ、月日がたつのは早いなと思った、ということなので。ただ、説明いただいて、ちょっと考え違いをしていたことがわかりました。

バイオメトリック本人認証というのは、窓口に並んだお客さんが出す身元証明書と当のお客さんとが同じ人かどうかを確認するための技術で、お客さんを待たせることができません。たとえば3分待たせて答えが出ないようでは使えないので、DNAはまだ早いと言われていたわけです。

説明頂いた内容を見ると、窓口に並んだお客さんを相手にする、というより、事前の審査というか、3分よりはもう少し長く(たとえば1日とか)待たせてもよさそうなので、この条件なら使えるかも。

また、親子判定に似た使い方は、言ってみれば(テレビのバラエティ番組などでも時折出てくる)隠し子騒動で親子判定の特効薬のように使われているDNA鑑定と同類の技術と思われるので、技術としてはもう使われているもののように思いました。

事件・事故な関連してDNA鑑定で身元を確認、というニュースも聞くので、こういう使い方を想定してそのために予めDNA情報を集めることはあるかもしれません。

こういう技術で使うのはDNAのごく一部分なはずなので、この情報を使って何かの悪用はとても難しいと思います(素人なので確かではありませんが。)。

つらつら考えると遺伝子が、ある人を人たらしめているものなのですね。そしてその遺伝子情報をIT技術でいかにすばやく正確に判定するかの技術を発展させている最中なのですね。先日見た「プロメテウス」という映画の中で(映画自体は失望レベル)、地球人を憎む宇宙人のDNA構造が地球人とぴったり同じだった、というのが一つの「驚きの結論」だったのでした。
というようにいろんなところにあたかも分かりきった事実のように出てきているんだけど、実際にどのようにDNA構造を判定するのかってシロートには良く分かってないのにね<昔々理科の実験で行った「光合成色素の定性分析」なんかしかイメージにわかない。。

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