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2012年6月11日 (月)

いろいろ(307)「風の墓碑銘」&「ジェノサイド」

乃南アサ「風の墓碑銘」と高野和明「ジェノサイド」を読んだ。「風の~」は美人刑事音道貴子と中年オヤジの先輩滝沢刑事が組になって難解な殺人事件の謎を解く物語。25年前の白骨死体と認知症老人の殺害が絡んでいくのだけど登場人物が少ないので、なんとなく関連ありだろうなと分かってしまうのは仕方が無い。でも犯人はアレっと思う人物。一人ひとりの描写が実に的確というか、読者は絶対同じイメージを画像として共有するだろうな、と思わせるような筆致。解説によれば音道貴子シリーズの3本目だとういうことだけど、多分これを一番最初に読んで正解なのだろうな。

「ジェノサイド」は読み始めてから「これって翻訳小説?」と表紙を見直したほど、米国大統領の執務の様子とか国際的な陰謀とかが詳しく描かれているSF小説。SFといってもファンタジー系じゃなくてシュミレーション系というか、自分を捕まえに来る警察を待ちながら新薬開発の最後の化学反応を待つジリジリしたサスペンスとか、脳漿が飛ぶ殺戮場面の描写とか、もう、スリル満点の展開。渡辺淳一の小説が「薄く、軽い」としたらこれは「厚く、重い」。オススメっす。

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