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2012年4月

2012年4月29日 (日)

いろいろ(288)まだちょっと早い桜

ウチの近くの桜の木々をチェックしてきました。1~2本だけ花が開いているのはあったけど全体としてはまだ二分咲き程度でした。見ごろは次の週末くらいかな?

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いろいろ(287)「恋は、あなたのすべてじゃない」&「傷つきやすくなった世界で」

石田衣良「恋は、あなたのすべてじゃない」と「傷つきやすくなった世界で」を読んだ。読まなくても良かったんだけど。どちらも若い人向けのエッセイで、女性用と男性用(R25)でレベルが違うんじゃないかとかんぐってしまうけど。「恋は~」は恋愛相談の回答をまとめたようなものなのだけど、いまさらそんなこと学んでもねぇ。。通ってきた道だし。

「傷つきやすくなった世界で」は「恋は~」よりは読みでがあったけど、なんか、フツーにマトモ。もしかしたら私が年取ってきた、ということなのかな、アナタにそんなこと言われなくって、、と思うのは。

連休中日、桜の写真、撮りにいこうかと思う。

いろいろ(286)「姫椿」&「ももんがあ、からっ風作戦」

浅田次郎「姫椿」と椎名誠「ももんがあ、からっ風作戦」を読んだ。「姫椿」は8編の短編集。不幸を餌にするシエという中国産の(架空の?)動物をペットにした最初の話が面白かった。不幸の申し子のような鈴子のところにもらわれてきたシエは5000年生きてきて最後に飛びっきりの不幸を味わって干からびて死に、鈴子はもう浮こうではなくなって幸福な人生を送るというメルヘン。あとの七編も中味の濃い短編。

「ももんがあ~」は椎名誠の週刊誌の連載をまとめたもの。そのシリーズ20冊目だって。椎名誠は割と好きなんだけど、やっぱり20冊目となるともうネタがつきているんでないかい?という感じがする。旅の話やネタに困って搾り出した感のある不条理エッセイ。同じ長期シリーズでもたとえば東海林さだおの「まるかじりシリーズ」なんかはテーマを食べ物に限っていて漫画チック(東海林さんは漫画家だし)でいつまでも楽しめるんだけど。

取材のためにデジカメも買った。これも日本製。明日は桜でも撮りにいこうかと思う。

2012年4月26日 (木)

いろいろ(285)録音器

本を書くためにインタビューをする予定。今まではテープレコーダーは使っていなかったのだけど、今回の相手は「若者」で、もしかしたらスラングなんかがでてきて混乱するかもしれないので、満を持して購入しようと思ったの。

で、テープレコーダーはもう過去の遺物だから、なにを買ってよいのかよく分からなくて、ネットで検索したら、ペン型秘密レコーダーだとか、盗聴器だとか、PCで音声を聞くやつとか、わけの分からない世界になってた。。

エレクトロニクス製品のお店のサイトをみてみたのだけれど、そういうところだと検索してもヒットがなかった。怪しいお店に行かないとないのかな?と思いつつ、Teknikmagasinetに行って「声を録音する機械がほしい」といったら、日本製の1万円弱くらいのを薦められた。「操作は簡単?」「電池で動くの?」と基本的な質問をしてそのまま購入。

忙しいのでまだパッケージも開けていないのだけど、テープも無くていったいどこに録音するの?という素朴な疑問が。。チップかなんかが入ってるのかしら?ま、録音と再生ができればなんでも良いのだけど。。

デジカメも新しくしないといけないし、プリンタもそろそろボケはじめてるし、いろいろとものいりだなぁ。。

4月~5月はいろんな団体の年次総会やプロジェクト総括セミナーなんかが続く時期で、今週は目一杯いろいろはしご。本日は「キャピタリズムの危機?」というのを聴いてきた。昨日はエネルギー関係と国立の各種研究所の年次報告会。明日はIT関連のコンフェランス。さすがに少し疲れます。。面白いけど。

2012年4月22日 (日)

いろいろ(284)「マイナス50℃の世界」&「歪笑小説」

米原万里「マイナス50℃の世界」と東野圭吾「歪笑小説」を読んだ。「マイナス50℃の世界」はTV番組の取材で大黒屋光太夫の跡をたどって厳寒の地ヤクーツクに行ったときの、厳寒度合いを子供向けに書いたエッセイを集めたもの。内陸のため北極より寒いところでマイナス50℃が普通で、マイナス60~70℃にもなることのあるところなのだとか。。用事が無ければ行きたくないところかも。。番組のレポーターだった椎名誠の「ニタリノフの便座」はずっと昔に読んだことがあるけど、同じ旅でも見方によって描写が変わるのね。ロシア(当時はソ連)料理に飽きて、洗面所の床で乾燥食材を使って日本食を作る万里さんの写真が載ってるけど、なんとパンプスですわん。家の中だからなに履いてもいいのだけどさ。表紙の写真はまつげが凍った万里さんの横顔でちゃんとお化粧してる美人。早く逝きすぎましたね、彼女。

「歪笑小説」は出版界の裏側を暴露した自虐的ブラックコメディー。ハードボイルド不条理小説で新人賞をとったあと鳴かず飛ばずの新人作家に受賞作品の映像化の話が舞い込んで、その企画は換骨奪胎のどうしようもないものなのだけど、作家は舞い上がっちゃうのね。で、嬉しくって両親とか昔の学生仲間に自慢すると彼らが「キムタク」(小説の中ではキバタクになるんだけど)が主人公だといいよ、なんて勝手なことをいって作家もドンドン妄想が拡大するのね。で、結局、名前をきいたこともないような俳優で作ることが決定した後、出版社に映画化の問い合わせをしてきたのがキバタクだった、というオチで。作家の大御所とか出版社の名前とかすぐわかるパロディになってるし。短編の主人公がつながっていくのも面白いし、巻末の出版紹介で小説の中に出てきた人たちの作品紹介がそれらしく書かれているのもおまけっぽくてグッドでした。

というわけで、昨日は意に反してだらだらすごしちゃったのだけど、本日はまじめに生きようと決意する朝。

2012年4月21日 (土)

いろいろ(283)絶妙のタイミングで悪魔が囁く

執筆の神がまだ降りてこないのでちょっと中だるみの期間。インタビュー取材のアレンジなんかには着手したんだけど。

税金申告、エキスパートに頼んでまとめてもらったんだけど、払い込まねばならない額が思ったより少なかった。で、絶妙のタイミングで「NKダブルポイントセール」が始まり、これまた絶妙のタイミングで「あなたのこれまでのポイント(年度初めは3月)はまだ3946点」というお知らせメールが来たりして。。<ブラックカードを維持するには21054点不足。昨日チェックしたバッグは1万クローナ(12万円相当)ちょっとで、さすがに1万クローナを越すバッグを買うのは気が引けるし。。でも、これ一点買えばもう今年のノルマはほとんど達せられちゃうんだし。。

次回の日本行き、9月くらいかな?と思っていたのだけど、もしかしたら6月末の線も出てきた。6月は多分フィンランドへも行くだろうから、仕事する暇ないじゃん?で、次回の日本行きはほとんど打ち合わせだけだから10日くらいの旅行の間に2,3日、台湾とか香港とか行っちゃおうかしら?とツアーを検討したりして。で、いいホテルに滞在すると大体10万円弱くらいで行けちゃうみたいだし。。

バッグにするか旅行にするか悩ましいわね。。

でもその前に本、書き上げないと。

2012年4月16日 (月)

いろいろ(282)「氷姫」&「説教師」

カミラ・レックバリ「氷姫」(Isprinsessan)と「説教師」(Predikanten)を日本語訳で読んだ。ちょっと展開が遅い感じはするけれど、ドンデン返しがあちこちにあって面白かった。氷姫はLäckbergのデビュー作で、作者の分身とも言える女流作家エリカが西海岸のFjällbackaの父母の家(父母は交通事故で1ヵ月前に死んでしまった)に戻ってきているうちに昔親友だったアレクサンドラが殺され、昔のボーイフレンドで刑事のパトリックとともに事件を解決していくというもの。

「説教師」はその続編で、舞台はやはりフィエルバッカなんだけど、エリカのオナカが大きくなっていて(8ヵ月)ほとんどパトリックだけで複雑に入り組む新興宗教殺人を解決していくというストーリー。私は「氷姫」の方が良かった。

カミラ・レックベリィはいきなり探偵小説クイーンとしてもてはやされるようになって美容院で読む女性雑誌なんかでインタビュー記事を何度か読んでいたのだけど、作品を読むのは今回が初めて。ま、私としてはヘンニグ・マンケルの方が上手いと思うけれど、それなりに力のある作家だとは思う。翻訳は原邦史朗さんとかで、多分日本のどっかの大学でスウェーデン語を教えている人の筆名だと思う。若者言葉に通じているし、読みやすいと思うけどスウェーデン語の発音のカタカナ表記がちょっとアレなのが残念。

机の周りを数年ぶりに片付けたし、1ヵ月ぶりにアイロンがけもしたし、執筆儀式(それ以外のことを全部片付ける。。)は済んだ。あとは執筆の神の降臨を待つばかり。。

2012年4月15日 (日)

いろいろ(281)「赤い指」&「聖域」

東野圭吾「赤い指」と篠田節子「聖域」を読んだ。「赤い指」は中学生のオタク・半ヒキコモリ息子がよそのオンナノコを扼殺しちゃったのを認知症の母のせいにしようとする息子の父母と刑事の攻防物語。ちょっと救いが無い感じの設定で、面白いけど読みづらい。

「赤い指」は単行本で「聖域」は文庫本だったのだけど、文字の詰まり方が違う本格小説、という感じがいきなりした。推理・サスペンスの要素はふんだんにちりばめられているのだけど、やっぱりこれはそれと違う純文学。読むと精神に以上をきたすような力をもつ未完の小説「聖域」を見つけた編集者の主人公が、行方不明の作家を捜し求めて、やがて、、というストーリー。精神異常になる要因もちゃんと説明されていて、しかも小説自体が未完の終わり方で完、という凝ったつくり。面白かった。

昨日は春の重い雪が降って9時から14時まで停電した。幸いランチはその前に作っておいたから良かったけど停電すると基本的に読書しかすることが無くて(ニンテンドーDSは電池式だからさくさくプレイ可能)伝記が戻った後も結局そのままのモード継続になってしまった<執筆もできるじゃん、という自己突っ込みも可能

本日も外は真っ白で買い物に出る気にもならない(だって先週ブーツしまっちゃったし)。読む本はまだまだあるからいっか。

2012年4月14日 (土)

いろいろ(280)「予知夢」&「ゲームの名は誘拐」

またまた東野圭吾。「予知夢」と「ゲームの名は誘拐」を読んだ。「予知夢」は草薙刑事と湯川教授のコンビがエスパー的な犯罪を解決する短編集。まあ、謎解きは爽快だけど、短編だとちょっと物足りない感じも。

「ゲームの名は誘拐」は何度もどんでん返しがあって、最後の最後までどうなるかわからないサスペンス。誘拐犯と誘拐された人の間に連帯感が生まれることをストックホルム・シンドロームというんですって?この作品では誘拐されたはずの女の子が魅力的に書けていたけど。

国際図書館に行ったらまだ東野作品があったのでもうちょっと東野読書が続くんだけど、いろんな種類があってびっくりする。守備範囲が広いのね。

次の執筆仕事も決まったし、そろそろ読書とチョコボ三昧の生活からの脱却を図らねば、とも思うんだけど、週末は休もうっと♪寒いし。

2012年4月 9日 (月)

いろいろ(279)春のお片づけ

まとまった休みだったので思い切ってファイルの整理をした。1991年から2007年までのプライベートの仕事や税務関係書類の処分。ファイルが本棚どころかその上の天井まで届くくらいに詰め込んであったのだけどもうそれもいっぱいであとは床の上しかない、、という非常事態だったのだった。

3日かかって全部捨てて(とっておいたほうがよいものも混じっているので全部目を通さなければならなかった)空いたスペースに床で「犬ピラミッド」を作っていた縫いぐるみたちを移動した。本棚の幅が足りないので大トトロが横向きになっちゃったし、象がダイビングしているのがかわいそうだけど、ま、そのうちもうちょっと片づけが進んだら(次の長い休みにね)どうにかするから。

それにしても、花粉アレルギーじゃなくてホコリ・アレルギーだったらもう死んでたかも、と思うくらい埃が舞った。少しはソージしないと。。

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2012年4月 7日 (土)

いろいろ(278)「あふれた愛」&「スノーグース」

天童荒太「あふれた愛」とポール・ギャリコー「スノーグース」を読んだ。「あふれた愛」は4つの短編小説集。いろんなシチュエーションの愛とすれ違いの物語。天童荒太はやっぱ長編の方が良いのではないかな?少し物足りない感じ。

「スノーグース」も短編集で動物と人間のふれあいについての3つの物語が収められている。翻訳で読んでもとても綺麗な文章。ちょっと御伽噺にも似て。

イースターだというのに雪の舞う一日。一歩も外に出なかったけど。そういえば昨日も外に出なかったな。Amazonで注文した本には52クローナの関税がかかって、さらに50クローナDHLの手数料までかかった。そんなのあったっけ?「日本人の知らない日本語3」はまあまあだったけど「ガラスの仮面48」はストーリーが進まなくてちょっとなぁ、、。あとの本は固い本なのでもうちょっと先延ばし。明日、読めるかな?

2012年4月 5日 (木)

いろいろ(277)「鳥人計画」&「切羽へ」

東野圭吾「鳥人計画」と井上荒野「切羽」を読んだ。「鳥人計画」は東野圭吾の初期の傑作といわれているそうだけど、策におぼれている感じがしてちょっと鼻についた。このところ続けて東野作品を読んでいるんだけど、半分近くはトリックが多すぎると感じている。「鳥人~」も早いうちから犯人が逮捕されちゃんだけど、動機がわからないし、最後に実は別の殺人者がいたっ、で終わるってど~よ?と鼻の穴が膨らみますなぁ。

「切羽へ」はそのまま映画になりそうな綺麗な絵のような小説。南の島の小さな学校の保健の先生、麻生セイが主人公(「本名」が一度しか出てこないので探すのに手間取ってしまった<今)。画家の夫との静かな愛とか、新しく赴任してきた男性の音楽教師へ惹かれる思いとか、近くの口の悪い超おばあさんとのふれあいとか。ま、それだけだけど。

本日よりイースターの6連休♪体調がイマイチなので派手なことはできないけど、ファイルの整理とか掃除とか編み物とかに勤しもうと。

2012年4月 3日 (火)

いろいろ(276)「むかし僕が死んだ家」&「同級生」

国際図書館で借りる東野圭吾作品もそろそろ終わりに近づいて、今回は「むかし僕が死んだ家」と「同級生」。「むかし~」は5歳前の記憶の無い、元カノに請われて、彼女の父の形見の鍵をもって信州へいくの。そこには古い家があるんだけど実際に誰かがそこに住んでいた気配は無いし、徐々に記憶を取り戻す彼女の記憶とは微妙に異なっていて。その家は「墓」だったのだ、というのが謎解きのカギなんだけど、う~ん、そこまでするかなぁ、いくらオカネモチでも?

「同級生」は面白かった。いわゆる学園ミステリーなんだけど、東野作品らしく、仕掛けがそこらじゅうにいっぱい。クラスで教師が「しめ殺されて」いて、発見した女子高校生が「臭かった」と感想を述べるところはかなりリアリティがあったけど。でも高校生ってこんなに(主人公のように)しっかりしてましたっけ?

日本のAmazonから注文した本何冊かがDHLで届いているようなんだけど、わざわざ不在のときに来るもんだから、次の配達を指定しなくちゃいけなくて、確実に家にいられる木曜日まで待たなくちゃいけないことになった。3日間分損した気分。ま、今は読む本いっぱいあるからいいけど。

2012年4月 2日 (月)

いろいろ(275)「使命と魂のリミット」と「秘密」

引き続き東野圭吾作品「使命と魂のリミット」と「秘密」を読んだ。「使命~」は海棠尊ばりの診療手術場面も出てくるんだけど、恋人の死の復讐のために病院の電源を切ってしまう犯人の最後の両親に訴える、というストーリー。ちょっと動機がひねくり回しすぎの感が。手術室に近づくために看護師を恋人にする、っていうのも、そんなに上手くいく?という疑問も。でもまあ、テンポはOK。

「秘密」はバス転落事故で娘を守って死んだ母の意識が娘に宿ってしまう物語。いろいろ泣かせるエピソードが脇役それぞれにちりばめられているのだけど、ちょっと不必要な感じもした。

前にも書いたけど、東野圭吾作品はトリックを提示して、さあ分かるか?と読者に突きつけて作者が楽しんでいるようなところが垣間見えてちょっと鼻につく感じがある。そんなことしなくても十分面白いのに。でもまあ、一つの小さなトリックで一冊もたせてしまう推理作家も少なくないから、これはこれでよいのかもしれない。

1週間前は+10℃を超えていたのにまた寒さがぶり返している。脚が痛いのもそのせいかなぁ?トシのせいかなぁ?今日は5kgのお米を買いに行かなくちゃいけないのになぁ。

2012年4月 1日 (日)

いろいろ(274)「つやのよる」と東野圭吾作品群

ヒコーキに乗ったので(待ってる時間も長いし)本をたくさん読んだ。

井上荒野「つやのよる」は、死にゆく「艶」という女性の周辺の人々と「艶」との関係を綴っていく構成で、たとえば<第一章 艶の従兄の妻、石田環希(51歳)><第二章 艶の最初の夫の愛人、橋本湊(29歳)>といったような。で、最後の<第7章 艶の最後の夫、松生春二(49歳)>まで読むとなんとなく、奔放な人生を生きて死んでいく艶という人がわかるようになってるんだけど、艶自身についての記述というのはほとんど皆間接的なものなのね。ちょっと煩雑で読者をじらしている感じがして好みではなかった。

東野圭吾作品を続けて読んだのだけど、「新参者」が上の「つやのよる」とちょっと似た構成だった。一人住まいの中年の女性が絞め殺されている事件を、人形町に新しく配属された加賀という刑事がほんのちょっとして引っかかる点を詳細に調べて暴いていく、というのだけど、一見無関係に見える人を各章の主人公としてつなげていくのね。加賀刑事がかなり魅力的だから詠み続けたけど、こういう構成はちょっとアレだなぁ、やっぱ。

「眠りの森」はバレエ団で次々に殺されている殺人事件を「新参者」にもでてきた加賀恭一郎刑事が説いていく物語。バレエの世界を良く描いているな、と思うけど、謎解きがちょっと不足気味というか弱い気がする。

「手紙」は弟のために強盗殺人を犯して15年の刑に服している兄のせいで人生の選択肢を次々に潰されていく弟が、毎月一回検閲印つきの手紙を送ってくる兄に対し、最後に「もう縁を切る」という手紙を書いて、新たの人生を進もうとするんだけど、その新たな第一歩でミュージシャンとして刑務所慰問に行って兄を前に声が出なくなるという場面で終わる物語。状況的には救いの無い設定なんだけど、精神的には救われる、のかも。ちょっと重い内容。

「ダイイング・アイ」はおどろおどろしい作品。自転車に乗っていて車に追突されて壁と車の間で潰されて死んでしまった女性の生への執念が籠った目を見たある人物が復讐の殺人を犯していく、というもの。描写がえぐいけれどこれはこれでかなりちゃんとした作品。

東野作品を続けて読んできて、トリックを早い段階で示しているのが特徴かも?と感じた。「手紙」は異質だったけど。比較的好きな作家かも?とも思う。友人にいっぱいもらったのでまだまだ彼の作品、読む本があるのだ、くふくふ♪

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