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2012年3月 3日 (土)

いろいろ(258)「犬はびよと鳴いていた」&「この世のときを」

山口仲美「犬はびよと鳴いていた」とヴィルヘルム・モーべり「この世のときを」を読んだ。

犬は「びよ」と鳴いていたと古い文献にあるのだそうです。ま、英語圏の「ばう」に近い表記なのでしょうが。山口女史は擬音語&擬態語に魅せられていろいろ研究して、その成果をこれでもかっと集めて本にしてるんですが、まあ、面白いけど、「これでもか度」にちょっと辟易。

「この世のときを」は山下泰文訳。スウェーデン語表記にちょっと違和感があるところはあるけど(モーべりをムーべりとするとか)綺麗な文章がそのまま伝わってくるよい訳。モーべりは「移民」とか「デューベモーラのクリスティーナ」とか、映画やミュージカルで知ってたけど、小説として読むのは初めて。1962年の小説だけどすごく現代風な感じ。モーべりはその後70年代半ばに74歳で入水自殺しちゃうんですよね。筋としてはスウェーデンを捨ててアメリカに移住した主人公が故郷に帰ったときに昔死んだ兄(の魂)にであうとか、よく分からなかった兄の死の真相が徐々に解き明かされている回想とか、息子に捨てられた現在の自分とか、錯綜してまっす。そのうち、彼の他の小説をオリジナルで読んで見ませう。

さー、久しぶりに、原稿義務ナシの週末。本、読みまくるぞぉ~。

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