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2012年2月27日 (月)

いろいろ(256)「神の子どもたちはみな踊る」

村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」を読んだ。前に読んだことがあるかな?と借りるときにちょっと躊躇したのだけれど、どの短編も覚えがなかったから読んだだことがなかったのだろう。

どの短編も村上ワールドの不条理小説なのだけど神戸地震がきっかけになっているようで、なんで地震がこういう展開になるわけ?と首をひねることも多かったけど。

「タイランド」という短編が森瑤子風で良かった。主人公は学会でタイに行った女医さん。学会の後1週間の休暇を万国の北の方で一人で過ごす。ノルウェー人に33年間仕えていたというタイ人の運転手が人の来ないプールに連れて行ってくれる。最後に彼がスラムのようなところに花序のを連れてゆき、タイ人のおばあさんが「貴女は大きな石を抱えている。やがて夢の中で石を食べてくれる大きな緑色の蛇が出てくるからそれを逃がさぬように」と予言する。死を迎える準備のために彼女は人生のしこりを綺麗にする必要があるのだった。

死を迎える準備、というのは昨日読んだ「赤朽葉家の伝説」の中にも出てきていた。でもあれは死ぬ一日前のお片づけでちょっと意味が違うかもしれないけど。「人生、まとめに入る」というきっかけはいつ来るのだろう?病気や災害があると考えるきっかけにはなると思うけれど。

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