フォト
無料ブログはココログ

« いろいろ(162)夏風邪とモニカ・ファーゲルホルム | トップページ | いろいろ(164)信じられない出来事が »

2011年8月 9日 (火)

いろいろ(163)「卒業」と「老いの才覚」

重松清「卒業」と曾野綾子「老いの才覚」を読んだ。日本語の読書は風邪引きでもすいすい進むのは我ながらゲンキン。

「卒業」は始まりを感じさせる終わりを描くことをテーマにした短編集。壮年になった作家のなさぬ仲の母との葛藤とか、母のおなかにいるときに父に自殺されてしまった中学生の娘とその父の親友だった男との交流とか。重松清は上手な作家です。オチを作るのが上手いというか、泣かせるのが上手いというか。長編より短編のほうが彼のよさが凝縮して出ていて良いと思う。

曾野綾子は後期高齢者の生き方を説いているのだけれど、まあ一言で言えば「分を知れ」ということでしょうか。ブレないのはさすが。ただあれほどの信仰者であっても、神がいるかどうかはわからないけど、わからないのだったらいると思ったほうが良い、というスタンスでいるのだそうでちょっとびっくり。「老いの準備」については自立を目指せとか、しごくまともなことをフツーに書いているだけ、という気もしないではない。フツーのことができない人も多いんですけどね、多分。

« いろいろ(162)夏風邪とモニカ・ファーゲルホルム | トップページ | いろいろ(164)信じられない出来事が »

いろいろ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/561891/52434718

この記事へのトラックバック一覧です: いろいろ(163)「卒業」と「老いの才覚」:

« いろいろ(162)夏風邪とモニカ・ファーゲルホルム | トップページ | いろいろ(164)信じられない出来事が »