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2011年6月 2日 (木)

いろいろ(135)翻訳の難しさ

久しぶりに翻訳ちう。

で、一行目から四苦八苦。「フィンランドにおけるスウェーデン語で書かれた文学作品は独自の人生を歩む(送る?)」。文学に人生はあるのか?「人生」は原語では「liv」、英語にすると「Life」。「lever eget liv」という表現なので「命」という選択肢は無視してよいのだけれど、「生活」という訳語は範囲内かも。。英語にすると「live own life」だから、やっぱり「独自の人生を生きる」しかない気がする。。でも、日本語では「人生を生きる」とはいわないでせう?・・言うかな?

決して難しい文章ではないし、分からない単語もほとんど無いのだけれど、日本語に直せない箇所がそこかしこに。。日本語能力を問われているんですよね、まったく、翻訳っちうのは。

それにやっぱり、フィンランド・スウェーデン人の書くスウェーデン語はやっぱりスウェーデン・スウェーデン人の書くスウェーデン語とはちょっと異なってて、古風といおうか、エレガントというか、なんとなく匂いが違ってて、そんなことも翻訳に反映させたい、なんて考えると、もう七転八倒というか、窓から外に飛び出していっちゃいそうだわ。

窓の下の花壇のところでテキストを握り締めて悶絶している日本人をみたら、美しい言葉をかけてやってくださいまし。はっと気づいてぴったりの訳語をみつけて生き返って窓によじ登るかもしれませぬゆえ。

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コメント

翻訳プロジェクト推進中ですね。しっかり目標をクリアしてくださいませ。

翻訳って、文単位では完結せず、前後の流れにぴたっとはまる表現を選ばなければならないことがあるのが大変ですね。あげられていた「life」にしても、「道を歩む」みたいな、「人生」とか「命」とかに関係ない単語を使った言い方もあるだろうし。

信楽さん的には、翻訳は育ての親みたいなもので、成長してゆく姿を離れて見守る位置の職業かな、など思う事があります。育てる過程でいろいろ苦労させられるものなのですが(某規格を世に出すまで一年間の悪戦苦闘を思い出しながら^O^)。

「道を歩む」、いいですね♪ちょっとはめ込んで流れを味わってみようっと。今回は短いものなのですがかなり「こなれた訳」にしたいと思っています。翻訳はオリジナルから離れられないという枠の中で最大限に言いたいことを代弁するというところがパズルのようで面白いと思います。成長していくオリジナルを見守り育てる、という感じもちょっとわかるかも。

高校生(だったかな?)の時「sleep a sound sleep」で「「深い眠りを眠る」→「熟睡する」ってのは習った記憶がありまする(専門用語では同族目的語と呼ぶようです)。「独自の道を進む」でしょうか。「独自の発展を遂げる」だと勝手に発展までさせちゃダメと言われそうな気もします。

スウェーデン語では、そういうもんか、とまったく気にしないでスンナリ納得する表現なのですけどね<同族目的語。ちょっと前に、将来時間ができたらなんか語学を勉強したいといろいろ(ラテン語、ロシア語、フィンランド語とか)検索してたのですけど、問題は日本語にあり(つまり私の日本語能力が十分ではない)、という気がひしひしとしてきました。いまさら日本語をだれかに教えてもらうのもちょっとアレなので、自分で古典を読もうかとも考えたりしてます。

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