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2011年5月 8日 (日)

いろいろ(127)「極北クレイマー」と「ニルスの国の高齢者ケア」

海堂尊「極北クレイマー」と藤原瑠美「ニルスの国の高齢者ケア」を読んだ。

「ニルスの~」の方は(いかにも編集者が考えたタイトル。。ヒトのことは言えないけど)パラパラめくって目を通した、というくらいだけど。南スウェーデンのエスレヴ市に滞在してその地域の高齢者ケアの現場のケア・テイカーや地区の行政担当官にインタビューしてスウェ国のシステムを説明した本。数字・統計がちゃんと入ってるし、日本の読者には説明が無いと理解が難しい語句の注釈も(ページの下に)入ってるし、なんか証拠写真みたいだけど消されるお年寄りの写真もふんだんにあるし、で、非常にまじめなルポ、と感じた。でもまあ、「で、それで?」という「評価」が欲しいところだけど。。

「極北クレイマー」は例によって医療現場の惨状を告発するようなコメディタッチの小説。医療に割くべき予算を第三セクターの遊園地やスキー場やホテルに使っちゃう市政当局への批判とか、オカネがないからちゃんとした医療が施せない現場の苦悩とかが描かれてます。夕張市がモデルのようです。姫宮@アンドロイド@皮膚科医の活躍をもっと読みたいな。ただ、海堂氏のいままでの作品を読んでいないと姫宮医師のような隠し玉の面白さが伝わらなくて損だと思うんだけどな。

「中原の虹」のような専門小説家の全力投球の作品の後だと、そんなにパパッと書いちゃわないでもうちょっとじっくりディテールを書き込んだ重厚作品に膨らませたら?なんて無いものねだりもしたくなるけど、でもそうすると姫宮さんなんかの登場のチャンスはなくなっちゃうだろうし、、やっぱり、この路線でよいのかも?

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