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2011年3月21日 (月)

いろいろ(107)「スウェーデン女王クリスチナ」

下村寅太郎「スウェーデン女王クリスチナ」を読んだ。学者の書いた固い本なのだけどクリスチナ女王の数奇な人生自体がとても面白いので、哲学的文章もあまり気にせずに読める。

とにかく意志の強い人だったようだ。生まれながらにして女王、というか王者としての自覚を持ち、学問と芸術を好み、結婚も拒み、身なりにかまわず、プロテスタントからカトリックに改宗して、ローマに暮らし、63歳で死んだという。青年時代のまあ見ようによっては美しいともいえなくはない肖像画と晩年の不気味なおばあさん風の肖像画が残っている。

本を読む前は、デカルトを招聘して風邪で死なせてしまった女王様、くらいの知識しかなかったけど、デカルトばかりでなく当時の「文化」を敬愛していたのだということが分かった。彼女くらい強かったら王位にあるのも意味があるかもしれない。それとも逆に彼女くらい強くても王位につけたのは4年(戴冠式の前、親政を始めたときから数えれば10年)だたけだった、という方が正確かも。

クリスチナはスウェーデン人の標準ではないだろうけど、ひとつの例ではあるだろうし、周りからはそのヘンなところ(周りの基準から見た)が非常にスウェーデン的だとみなされていたようで、その意味から、スウェーデン人って興味深いですぅ。

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