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2010年12月

2010年12月31日 (金)

いろいろ(74) 「運命の足音」

五木寛之の「運命の足音」を読んだ。「五木寛之は最近宗教じみている」という噂を聞いてあまり近寄らないようにしていたのだけれど、彼の書くものは昔はかなり好きだった。

で、その「宗教」だけど、日本の原宗教に帰れ、直感を信ぜよ、などというかなり私好みの文化論だった。

北欧のような厳しい自然の中にいると、自然の中に(複数の)神がいる、ということを体感することが容易になるような感じがする。この間書いたように、カトリック信者である曾野綾子の一本芯の通った考え方をすごいなと敬服するけれど、私はやっぱり原始の八百万の神の方が好きだな、と思う。「人間的」な弱さをもつ北欧神話の神々にも親しみを覚えるし。

五木寛之は親鸞に傾倒していったようだけれど、日本的なごちゃまぜを彼自身否定していないようなエッセイ集だった。

さあ、今年も終わり。来年はどんな年になるのだろう。

2010年12月30日 (木)

いろいろ(73) 「もの食う人びと」

辺見庸「もの食う人びと」を読んだ。開高健の「最後の晩餐」のようなグルメ礼賛的内容かと思ったら、いきなりバングラデシュでお金を払って残飯が出てきたこととか、フィリピンで人肉を食べたことのある人の話とか、かなりハードな社会ドキュメントだった。

昔々、「女子大生友好訪中団」の一員として上海に行ったときに、朝散歩に出て、ホテルの近くの食堂で焼餅を注文しようとしたら「甘いのか、しょっぱいのか」ときかれているのがわからなくて、2,3分立ち往生した後で、ああ、そうかとひらめいて「両方くださいな」とめでたしめでたしの結果に終わりほっとして、本場の焼餅を食したときの異文化体験を思い出した(当時、私は自分の中国語は結構OKだと思っていたのだけど、実際にはあまり使えなかったと悟った体験でもあった)。焼餅は甘いのもしょっぱいのも美味だった。

食事は文化なんですよね。ランチをダイエットバーで済ませてしまっていることになんとなく後ろめたい気がするのも文化を軽んじる自分を恥じているからなのね、きっと。

なんでも食べていいよ、といわれたら何を食べたいと答えるかな、私は?トンカツとか、牡蠣フライとか、しいたけのてんぷらとか、やっぱ揚げ物系かな?お寿司もラーメンも日本に着くと勇んで食べに行くんだけど何口かでもういいや、という感じになっちゃうのよね。

ま、クリスマスティーを飲もう。

2010年12月29日 (水)

いろいろ(72) ポイント狂想曲

国際図書館に本を返しに行き、冬休み中の読み物を借りてくるはずだった昨日の昼休み、先にNKデパートに寄ってクリスマスティーを買った。クリスマスティーは季節限定商品で今あるのが売り切れればもう次のクリスマス前まで入ってこないというのでちょっと寂しくなって300gのクリスマス・レッド・ティーの袋を提げてなにげに2階に向かった。NKデパートは地下にも1階にも2階にも出口があるのですわん<それが敗因。。

で、お洋服売り場をかすって出口に向かおうとしたら、以前においでおいでをしていたカーディガンがまたおいでおいでをしている。クリスマス・レッド・ティーに似合う真っ赤なウールなので、着てみたら結構似合ったので購入。

もう図書館に行く時間は残ってなかったから本日は買い物だけにしておこうと戻って、領収書を改めて眺めたら、なんとあと1500ポイント弱でブラックカードになれる数字がきらめいている!

ブラックカードにランクアップされればバーゲン開始時間が一般客より早まるし、トイレ使用料も無料になる!(あんまし大した特典ではないような気もするけど)というわけで本日再び図書館は無視してNKデパートへポイント集めのお買い物へ。カネ○ウのセンサイ・プレミアム化粧水は一瓶で2000クローナ以上するから一気にポイントが稼げる。そろそろ次のを買ってもよいタイミングであったし。で、買いに行ったらもうそのタイプは製造してないのだそうな!ま、3万円もする化粧水が大人気を博すとは思っていなかったけど。

んで、下着売り場に駆け上がって手当たり次第につかんでレジに行って支払いを済ませたら、まだ200ポイントくらい不足。もう時間も押していたのでまたまたお茶売り場に下りてクリスマス・レッド・ティーと、クリスマス・ブラックティーを買った。(昨日とあわせると1.5kgだぁぁ)

またまた図書館にはいけずに戻って、領収書を確かめると、な、なんと、ポイントが溢れていた。。昨日見たポイントは昨日買ったお洋服のポイント取得前の累積だったのだった。つ、つまり、今日の買い物はしなくても良かったのだったぁぁ。

と、思ったのは昨日。。本日、ちゃんと確かめてみたらブラックカードにランクアップするためには35000ポイントが必要なのだとか<上の時点では25000だと思ってた。だからみみっちくポイントアップしても到底足りなかったのよ。。それにしても1年間に35000クローナ=約42万5000円もNKデパートに払うのかい??はうぅぅ。

お茶を飲んで気を落ち着けよう。

2010年12月27日 (月)

いろいろ(71) 曾野綾子と米原万里

曾野綾子「日本人が知らない世界の歩き方」と米原万里「終生ヒトのオスは飼わず」を読んだ。どちらも好きな作家。

でも曾野綾子の小説はデキスギているのでエッセイの方が好き。この本は他の著作から海外の部分に触れてあるところを抜き出して集めてあるだけなので、自分だったら買わないタイプの本。曾野綾子にはカトリックという芯が通っているのでエッセイの視点がぶれなくて快い。

米原万里のエッセイも好きだったけど(小説も悪くなかった)、犬や猫をいっぱい飼っていたとは知らなかった。ウチでは一匹だけでも苦労しているのによくもまあ飼い続けていられたものだと感心。

ビデオと読書に明け暮れたクリスマス休暇も今日で終わり。ぬくぬくとしていられてシャーワセだった。

2010年12月26日 (日)

いろいろ(70) 「負け犬の遠吠え」と「東京奇譚集」

遅ればせながら酒井順子の「負け犬の遠吠え」を読んだ。お嫁にいけない人の愚痴をつづっただけのエッセイかと思っていたのだけど、もっと理論的な考察の本だった。この本が出てから7,8年、日本の社会では「婚活」などという言葉も生まれ、結婚できないのがもはや一般現象になってしまっているようだ。ま、恋愛は何歳になってもできるとしても、結婚には「勢い」が必要だから若いときでないとドンドン難しくなるでしょうねぇ。。

先日ちょっと触れた村上春樹の「東京奇譚集」は村上春樹がこんな本を出していたなんてまったく知らなかった、と思いつつ国際図書館で手に取った本。春樹ワールド独特の「不条理」な短編が6本。名前をほしがる品川の猿の話とか。不思議な読後感。

「偶然の旅人」という短編の中に出てきたチャールズ・ディケンズの「荒涼館」というのを読みたいなと思った。日本ではなかなか手に入らないみたいだからjこっちで英語かスウェーデン語で探してみようっと。でも村上春樹のテイストに関しては1Q84で使われたクラシック音楽(ヤナーチェクのシンフォニエッタ)みたいに、ぜっんぜん好みじゃないものもあるからなぁ。。ま、とにかく、Bleak Houseというのがヒットしたので国際図書館日本を返しに行く途中で借りてこよう。

2010年12月24日 (金)

いろいろ(69) とってもホワイト

ホワイトすぎるクリスマス。雪が多いし寒いので交通機関が大変みたい。

でも私は犬の散歩以外はぬくぬくと家の中で本を読んだり、映画を見たり♪

村上春樹の「東京奇談集」を読み、「タイタンの戦い」っつー、う~むむむDVDを観た。夜はTVで初代「ゴーストバスターズ」鑑賞予定。

Whitechristmas20101224_058

2010年12月21日 (火)

いろいろ(68) 「十字架」と「ドクトル・ジバゴ」

重松清の「十字架」を読んだ。国際図書館で今日借りてきた本。あまり時間の無い平日の夜だというのに一気に読んでしまった。いじめにあって自宅の庭の柿ノ木で首吊り自殺をした中学2年生のクラスメートの遺書に「親友」と書かれていたため、「なぜ見過ごしたんだ!?」と自殺したクラスメートの父親になじられて、一生<十字架>を背負っていかねばならなくなった男性が主人公。

で、ストックホルムの「森の墓地」の十字架が謎解きの小道具になってたりして。

ちゃんとした小説を読んだな~という満足感♪

ちゃんとしたものに触れた後の満足感といえば、一昨昨日と昨日2回に分けて見た「ドクトルジバゴ」のDVDなんかもその類でしたわん。画面が綺麗だった♪ストーリーはそれほどすごいとは思わなかったけど。主人公の髪はどんなにひどい環境にあっても整髪料で固めた、という感じだし。例のとっても有名な<ララのテーマ>のメロディーばっか流れてるし。でも雪景色が綺麗だった。

「ちゃんとしたもの」が恋しくなるのもトシのせい?

2010年12月19日 (日)

いろいろ(67) スウェーデンの推理小説

オーサ・ラーション(Åsa Larsson)の「オーロラの向こう側」(Solstormen)、「赤い夏の日」(Det blod som spillts)。「黒い氷」(Svart stig)を一気読み。国際図書館から借りた厚めの文庫本。

英訳からの重訳ということで固有名詞がずれちゃっているのが気になる。。Aftonbladetが「夕刊新聞」、Veckans affärerが「ビジネス・ウィーク」だって。。人名や地名の読み方もう~む、、というのがあるし。だれかスウェーデン語できる人がチェックしなかったのかな?

内容的には、ま、面白いけど、賞を総なめ、というのはちょっとあげすぎなのではないかい?という感じ。

スウェーデンには推理小説(スウェーデン的な分類では<犯罪小説>と呼ばれる)で国際的に売れてるものが結構ある。ヘンニング・マンケルだって、スティーグ・ラーションだって、もっと前のシューベルだって。犯罪がおきやすい社会というわけでもないだろうけど。

オーサ・ラーションのこのレベッカ・シリーズは何冊か続いているらしい。冬休みにスウェーデン語で読んでよみよっかな?寒いKirunaが舞台で、大雪の今日のStockholmの雰囲気によく合うし。。

2010年12月17日 (金)

北欧の詩(122) 「見知らぬ国々」

見知らぬ国々

どこにも祖国を持たない私の魂は

見知らぬ国々をとても愛してきた

遠い国には大きな岩があって

私の思考はそこに憩う

私の魂という、その硬い黒板に

珍しい言葉を書いたのはひとりの異邦人

日に夜に私はそこに横たわり考える

起こらなかった事々を

私の渇いた魂があるとき飲み物を得たことを

 エディス・セーデルグラン Edith Södergran(フィンランド、1892-1923)、'De flämmande länderna' i "Dikter" 1916)

2010年12月15日 (水)

いろいろ(66) ふたご座流星を見ました!

ふたご座流星群を追ってマイナスの気温の中、雪の野原に立ち尽くし、、1個見ました!

でも、あっという間なのね。。「お金持ちになりたい」とか「美人度を上げたい」とか「ずっと幸福感に溢れていたい」とか10番目くらいまでの<星に願いを>を用意しておいたのに、まーーーったく間に合いませんでした。。

ま、でも、初めて流星を見られて幸福ですわん♪

2010年12月13日 (月)

いろいろ(65) どっちでも良い小説

ちょっと疲れ気味の週末、なんか軽い文庫本でも、と思って、内田康夫「耳なし芳一からの手紙」、赤川次郎「死が二人を分つまで」、角田光代「三面記事小説」を読んだ。で、まあ、どれも読んでも読まなくても良いものだったかも、、という感じだった。まったく最初から読む気になれない、というものでもなかったんですけどね。。

「耳なし芳一からの手紙」はちょっと韓国からの<戦友>の扱いがはしょりすぎた感がしてせっかくの浅見探偵なのに面白くなかった。「死が二人を分つまで」は<現代版ヴァンパイア>のアイデアは面白かったけどアイデアだけでもねぇ。。「三面記事小説」は上手くかけているとは思ったけどなんでこんなに<暗い>のを読まなくちゃならないんだ?という溜息が。。

年をとるにつれ、不味いものを食べたりすると「ああ、死ぬまでに体験できる貴重な一回分の食事時間を無駄に使ってしまった。。」と嘆きモードになるのだけど、つまらない本を読んだときも同じ感じ。

ソニーが再度、電子書籍を読むための端末を発売したみたいなんだけど、かなり使いにくそうな評価みたい。スウェーデン語版iPadもようやく3週間前くらいに発売されたけど、日本語ならまだしもスウェーデン語を電子端末で読む気にもなれないし。。青空文庫を読むだけのためにiPhoneを買う、っていうのもなんか違う気がするし。。ソニーじゃない方(どこだっけ?)の端末はどうなんでせう?使い勝手が良かったら、日本の古典を読んでみたい気もするんだけど。

2010年12月 8日 (水)

いろいろ(64) 誤差痩せで5kg減

ダイエットバーによる「誤差痩せ」継続ちう。半年前の一番多かった時期に比べると約5kg減。5kgが誤差の範囲かというとちょっと悩むけど、一日一日の減少は誤差の範囲だからなぁ。。ダイエットバーだけのおかげじゃなくてやっぱり一緒にお茶をたくさん飲んでいるのも効いているのでは?

最近のヒットはNKデパート特性「クリスマス茶」。普通のお茶の葉っぱにシナモンとなんかちょっと甘い味のする香辛料が入っている感じ。美味なんだけど急須にシナモンの香りが移っちゃって、同じ急須で緑茶を飲んだらまずくて悶えた。。で、戸棚の奥に隠れていた別の急須をクリスマス茶専用とした。

少し身体が軽くなると欲しくなるのはお洋服。最近は気温が低くて寒いから素敵なカーディガンが無いかと探し回っているのだけど、どのブティックにいってもおいでおいでする商品と出会わない。。買ってやるぞっ!と探し回るのではなく、無心に何気に横目でウィンドウを見るのでないと出会いは無いのかもしれない。今日のお昼は無心に歩いてみよう。でもちょっと寒いのよね。。

2010年12月 6日 (月)

いろいろ(63) 「窓から這い出して消えてしまった100歳の男」

”Hundraåringen som klev genom fönstrete och försvann”(「窓から這い出して消えてしまった100歳の男」)読了。結構厚い本(約400ページ)だったけどかなり面白かったです。「和訳したら?」という声もあるのだけれど、注釈がものすごく必要だし(たとえばスウェーデンの今の財務大臣=男性=がポニーテールでピアスをしていることをしらないと、以前の財務大臣の記述になんでポニーテールではなかったという説明があるのかが読者には分からない)、スウェーデンの暗黒の歴史や100歳の主人公が原爆作成に加担した、なんていうのが<差しさわり>になっちゃうかも。。

荒唐無稽なサバイバル物語(人も軽く死んじゃうし。。)なんだけど、ヒマラヤを徒歩で越えたとか、象を密かに飼う、とか、ふざけ具合が面白いです。でもやっぱユーモアがスウェーデン的なんですよねぇ。。

2010年12月 4日 (土)

いろいろ(62) 「国家の品格」

藤原正彦の「国家の品格」を読んだ。これも国際図書館で借りたもの。論理ばかりではいけない、という非常に論理的な内容だと思った。日本の品格が落ちたのは武士道精神がなくなったからだとか、数学は美しいところにあるとか、いろいろ納得できることが多かった。

本居宣長の歌が引用されていた:「しき嶋のやまとごゝろを人とはゞ朝日にゝほふ山ざくら花」

藤原博士はこれを日本のよさをあらわ明日歌としているけれど、今ネットでみてみたら「本居宣長記念館」(そんなのがあるのね?)の解釈では、彼個人の心を歌ったものだとか。ふう~ん。。年賀状に使おうかと思ったけど、んじゃ、やっぱ、エディスの詩にしようかな。

いろいろ(61) マノンなのん

オペラ座で「マノン」のバレエを観てきた。プリマは愛らしかったけど、内容があんまし気に入らなかった。。19時半から&エロチック場面もあるストーリー(想像ほどではなかったけど)なのに子どもをつれてくる人たちもいて。う~むむむ。ロシア人やフランス人も多かったみたい<観客

二階バルコニーの正面の席を忘れるほど昔に買っておいたのだけどちょっと舞台から遠かった。今度はパルケットにしよう。

バレエ漫画では「海賊」とか「石の花」とか「火の鳥」とかいろいろな演目が題材にとられていて、そーゆーのを実際に見てみたいものだと思うのだけど、なかなか上演されないということはそれだけ人気が無いことなのかな?と思い始めた今日この頃。だってやっぱり、「白鳥の湖」とか「くるみ割り人形」とか「ジゼル」とか、良く知られている古典中の古典が見ていて面白いもの。ま、ストーリーを熟知しているという余裕があるのも影響しているのかも。

さー、そろそろクリスマスカード作らないと。

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