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2010年7月10日 (土)

北欧の詩(98) 「おお、天の清澄よ」

「おお、天の清澄よ」

おお、子どもの額に写る天の清澄よ-
その天使は天の父を見る。

そして聖人の目から流れだす光は
子どもの額に憩う平和の傍の暗闇、天の平和。

そして聖人の額の周りに輝く栄光は
それほどはっきりもしていなく大きくもない、
乳児のときに人の子が冠る王冠ほどには。

そして地面と花々と石たちが語る
子どもに彼らの言葉を、
そして子どもは喃語で答える
創造の言葉で。

そして神は一番小さな花の中に隠れており
物は彼の名を公表する。
けれども父によって拒絶された人の子の心は
どんなに近くに彼が住んでいるのかを知らない。

(1922年9月)

エディス・セーデルグラン Edith Sodergran (フィンランド、1892-1923)
 'O himmelska klarhet' i ''Landet som icke ar'' 1925

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