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2010年7月10日 (土)

北欧の詩(96) 「病気の日々」

「病気の日々」

私の心は幅狭い裂け目にぎゅうぎゅうと保存されている
ずっと遠いところに私の心はある
誰も居ない島に。
白い鳥が行ったり来たりして飛んできて
そして私の心がまだ生きているという情報を伝える。
私は知っている-それがどのように生きているかを
石炭と砂によって
鋭い岩の上で。

私は一日中寝ていて夜を待っている、
私は一日中寝ていて昼を待っている、
私は天国の庭園で病気で寝ている。
私は私が治らないことを知っている、
切望と肺病は絶対によくはならない。
私は湿地の植物のような熱がある。
私はベタベタした葉のように甘い汁の汗をかく。
私の庭園の底には眠たい湖がある
地球を愛する私
水ほどにもものを知らない。
水に私のすべての思考は沈む
誰もそれを見たことはない。
私の思考は誰にも見せたことがないから。
水は秘密で溢れている!

 エディス・セーデルグラン Edith Sodergran (フィンランド、1892-1923)
 'Sjuka dagarna' i ''Landet som icke ar'' 1925

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