フォト
無料ブログはココログ

« 北欧の詩(6) 「古きあなた、自由なあなた」 | トップページ | 北欧の詩(8) 「おお、私達の国よ」 »

2010年7月 3日 (土)

北欧の詩(7) 「私達の国」

「私達の国」

私達の国、私達の国、私達の祖国、
音高く、おお、高価な言葉!
天の極みに持ち上げられるのではなく、
谷に沈められるのではなく、岸辺で洗われるのでもない、
北欧の私達の村より愛され、
私達の父の土地よりも愛されるもの。

私達の国は貧しい、これからもそうあり続けるだろう
金に支配される者にとっては。
見知らぬ者は自尊心を持って私達をやり過ごすだろう:
けれどこの国を私達は愛する。
私達にとって、沼、山、島がいっぱいの
ここは金の国なのだ。

私達は私達の河の轟音と
小川のせせらぎを愛する。
暗い森の暗いざわめき、
私達の星の夜、私達の夏の明るさ。
すべて、すべて、目に見えるものが歌であり、
私達の心を一度は揺らすものなのだ。

ここで私達の父達は戦った。
思想で、剣で、鋤で。
ここで、ここで、晴れの時も曇りのときも。
固い幸運、柔らかい幸運。
フィンランドの国民の心は鳴った。
ここで契約が結ばれた。

誰が戦いの宣言を刻んだのか。
この国民のための。
戦いが谷から谷へと続いたとき。
霜が飢餓の苦悩とともにやってきたとき。
誰がこの流されたすべての血を計ったのか。
そしてすべての忍耐を。

そしてここで血が流れたのだ、
そうだ、ここで、私達のために、
そして喜びと満足が、
そしてここでため息が。
私達の負担を担う者
私達の日々のずっと以前に。

ここで私達は明るく、より良く、
ここで私達はすべてを賜り、
運命は私達の運を投じる。
一つの国、私達は祖国を得た、
地上にこれ以上の価値があるものがあろうか、
すべてが高価で、愛されて、保持されるべきもの。

そしてここで、こここそがこの国、
私達の目がこの国を見る、
私達は手を差し伸べる。
そして機嫌よく湖と岸辺を示し
そして言うのだ:そこにあるこの国を見よ。
これが私達の祖国だ。

そして私達は輝きの中に住まうことを得、
青の中の金の雲に、
そして私達の生活は星の踊りになった。
そこでは涙は作られず、ため息も存在しない。
このまだ貧しい国に
私達の憧れは存在し続ける。

おお、祖国よ、千の湖をもつ国よ、
そこでは歌と信頼で建てられ、
そこでは命の海が私達に岸辺を与えてくれる。
私達のいにしえの国、私達の未来の国。
あなたの貧しさを隠さずにおけ。
自由であれ、元気であれ、安心せよ。

あなたの繁栄はまだ蕾の中、
強制無しに熟すもの、
見よ、私達の愛からそれが出てくる
光、あなたの輝き、あなたの喜び、あなたの希望。
そしてより大きい響きが一度
私達の祖国の歌。


 フィンランド国歌。ヨハン・ルードヴィグ・ルーネベリィ(Johan Ludvig Runeberg、フィンランド、1804-1877)1846

« 北欧の詩(6) 「古きあなた、自由なあなた」 | トップページ | 北欧の詩(8) 「おお、私達の国よ」 »

北欧の詩」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/561891/48786455

この記事へのトラックバック一覧です: 北欧の詩(7) 「私達の国」:

« 北欧の詩(6) 「古きあなた、自由なあなた」 | トップページ | 北欧の詩(8) 「おお、私達の国よ」 »