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2010年7月10日 (土)

北欧の詩(69) 「帰郷」

「帰郷」

私が子どもだったころからある木が、私の周りに歓声をあげて立っている:おお、人よ!
そして、芝が私に見知らぬ国からようこそお帰りと挨拶をする
私は頭を芝に傾ける:ただいま、とうとう家に帰ってきたのよ
さあ、今、私は過去のすべてに背を向ける
私の唯一の仲間は森と海岸と湖だけ

さあ、今、私はジュースが満たされた隣人の王冠から知恵を飲む
さあ、今、私は白樺の乾いた幹から真実を飲む
さあ、今、私は小さな生まれたばかりの草の葉から権力を飲む
偉大なる保護者が私に慈悲深い手を差し伸べる

 エディス・セーデルグラン Edith Sodergran(フィンランド 1892-1923)
 Hemkomst, 1922, ur “Landet som icke ar”

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