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2010年7月 7日 (水)

北欧の詩(63) 「大きな庭」

「大きな庭」

私達は皆家無き放浪者
そして私達は皆姉妹。
ほとんど裸でぼろをまとう
けれど私達に並ぶ王子達は何を持っているというの?
空気を通じて宝が私達に降り注ぐ
金の重さでは測れないもの。
歳をとれば取るほど
私達は姉妹なのだとわかる。
私達は他の創造物を作り
それに私達の心を与えることより他に何も持たない。
もし私に大きな庭があったなら
私はすべての姉妹達をそこに招く。
一人一人が皆大きな宝をひとつ持ってくる。
私達には祖国が無いから皆でひとつの国民になれる。
私達は庭の周りに垣根を作り
世界の音が私達に届かないようにする。
私達の静かな庭から
私達は世界に新しい命を与える。

 エディス・セーデルグラン (Edith Södergran、フィンランド、1892-1923)‘Den stora trädgården’i “Älvdrottningens spira och andra dikter”) 

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