フォト
無料ブログはココログ

« 北欧の詩(50) 「死んじゃうほど疲れているのかしら」 | トップページ | 北欧の詩(52) 「出会い」 »

2010年7月 7日 (水)

北欧の詩(51) 「私は夢見ていた。。。」

「私は夢見ていた。。。」

私は夢見ていた、私が感じるままを歌うことを
いかに私が嫌うか、いかに私が愛するか、いかに私が憤るか、いかに私が懇願するか
いかに私が血迷って友から走り去るか
そして暗闇の中で見知らぬものに祈りをささげるか

私は夢見ていた、私が歌を歌うことを
すべての星の戦慄について、すべての天の光について、
すべての世界が踊り揺れるのを私が見ることについて
そして気狂いのような騒々しさの中で震えるのについて

私は夢見ていた、すべての星が光輝くことを
囁く荒野の上に、孤独の中で起こることに、
小さな湖のほとりにざわめくすべての風が、
私が感じること埋没するのを私に教えることを

私は夢見ていた、小さな、小さな女性が、
私に子守唄を聞かせてくれることを、笑いで私を撫でてくれることを、
そして私が建てたものすべてが燃えなくてはならないときに、
火の洗礼の夜に私についてきてくれることを

私は思っていた、すべての駆け足の年月が、
私が愛するものを殺した年月が、私が得たものを盗んだ年月が、
私に春の歌を教えるだろうと、
私のところに住み、私を焼き、そして行ってしまった春についての

私は信じていた、降りかかってきたすべての嵐が、
私の心の中で荒れ狂った嵐が狂気の歌に練り上げられるだろうと
私が躓き恐れた地獄で
私がそれらの歌を一時に学ぶことを

けれども私の日時計は正午に向かってゆっくり進んでゆく
そして私は私の心が請うたことを歌えずにいる!
私は死の影がやってくるときにはじめて歌うのだろうか、
私が見た終わりの無い暗闇が来るときに

私は私が鍛え打つことを学ぶまで生きねばならないのか
すべてのバラを、すべての恐怖を、生命ある鎖にするまで
酔ったように震え、静かに忍び寄るもの
死の闇の中に響く弦楽器の音のように迫りくるもの

 ダン・アンデション Dan Andersson(スウェーデン、1888-1920)
 Jag har drömt…, ”Svarta ballader” 1917

« 北欧の詩(50) 「死んじゃうほど疲れているのかしら」 | トップページ | 北欧の詩(52) 「出会い」 »

北欧の詩」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/561891/48817606

この記事へのトラックバック一覧です: 北欧の詩(51) 「私は夢見ていた。。。」:

« 北欧の詩(50) 「死んじゃうほど疲れているのかしら」 | トップページ | 北欧の詩(52) 「出会い」 »