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2010年7月 7日 (水)

北欧の詩(45) 「フリッガへ。」

「フリッガへ。」

あなたの笑い声などに私は惹かれない、アフリカの黄金の河よ!
私はあなたの真珠を探しているのではない、輝く大洋よ!
私が惹かれるのはフリッガの心、
溢れる涙の滴に洗われた。

おお、国境の無い世界は私にとってなんて狭いのだろう、
これらの黄金の太陽、ダイヤモンドの輝き、
彼女と一緒の私の世界
閉じられた腕の中にうっとりと隠れた!

彼女はなんの化粧粉を借りたのだろう、天から授かったもの、
私達の夏の空でも、私にはそれがわかる
なんと綺麗に夕べが彩るのだろう
あるいは朝の花の手?

思考も視界もくらくらする、その視線に出会うとき、
はかり知れない深みを見るが如く、
私が眠りから解き放たれるときまで
紫の口のキスによって

ねえ、あなたはどこで育ったの、微笑む天使よ、言っておくれ、
あなたが腰を下ろして、バラの茎を食べてしまうまで
フリッガの姿を与えたのは、
私の放浪にここで彩を添えるため?

道は時に遮られ、障害物が差し込まれる、
一回ため息をついて、足枷に阻まれ、
おお、なんと幸運な痛み
愛するものの腕の中で!

春風のように軽く、地面が私の足を撫で、
人生の束縛の重みは泡のように感じられる、
そして落ち着いてきた鼓動が
精神を神の安息へと揺らすのだ

ヨハン=ルドヴィグ・ルーネベリィ(Johan Rudvig Runeberg、フィンランド、1804-1877)、’Till Frigga.’ i ”Samlade skrifter” 1870

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