フォト
無料ブログはココログ

« 北欧の詩(41) 「黒か白か」 | トップページ | 北欧の詩(43) 「皇帝達の知恵」 »

2010年7月 6日 (火)

北欧の詩(42) 「森の明るい娘」

「森の明るい娘」

あれは昨日のことではなかった?
森の明るい娘の結婚式があって、みんなが喜んだのは?
彼女は軽やかな鳥であり、軽やかな泉だった、
彼女は秘密の小道であり、くすくす笑う藪だった
彼女は心地よく酔った、恐れることのない夏の宵だった
彼女は恥ずかしそうではなく、際限なく笑った
だって彼女は森の明るい娘であったから
彼女はカッコウの楽器を借りて
湖から湖へと演奏して回った。

森の明るい娘が結婚式を祝うとき
地上に不幸なものは居なかった
森の明るい娘は切望からは自由であり
彼女は金髪で、すべての夢を満たした
彼女は青白く、欲望をかきたてた
森の明るい娘が結婚式を祝うとき
モミの木は砂地の丘で満足し
松は傾斜地で胸を張り
ネズの木は日の当たる斜面で嬉しそうだった
小さな花は白い襟でおしゃれをした。
そのとき森は人の心に種を植えた
輝く泉は目の中で泳いだ
白い蝶は絶えずパタパタしながら飛び去っていった

 エディス・セーデルグラン (Edith Södergran フィンランド、1892-1923)
'Skogens ljusa dotter' i "Dikter" 1916

« 北欧の詩(41) 「黒か白か」 | トップページ | 北欧の詩(43) 「皇帝達の知恵」 »

北欧の詩」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/561891/48808651

この記事へのトラックバック一覧です: 北欧の詩(42) 「森の明るい娘」:

« 北欧の詩(41) 「黒か白か」 | トップページ | 北欧の詩(43) 「皇帝達の知恵」 »