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2010年7月11日 (日)

北欧神話(39) 第七章<オーデンが追いつきトールが巨人フルングネルと一騎打ちをするはめになる>(2)

第七章<オーデンが追いつきトールが巨人フルングネルと一騎打ちをするはめになる>(2)

「こっちに来い!」と彼はフレイヤに向かって叫び、酒のお代わりを要求した。「わしはヴァルハラを家に土産に持っていこうと思う」と彼は馬鹿のような笑いを浮かべて言った。「ここはきれいな広間だ。これをヨートゥンヘイムに移そうと思う」と彼は言って、音を立ててゲップをした。「しょれからわしゅはここに戻ってアースゴードを海に沈めるのじゃ
!神々を皆殺してな!」と彼ははしゃいで言った。「それは、、ヒック、、とっても良い行いだ。」
フルングネルはフレイヤの服をつかもうとした。「けれど、まず、そうだな、美しいフレイヤと、ヒック、そこの金の髪の美しい女神を家に連れて行こう!」
シフは心配そうに後ろずさった。
広間に座っていた神々はいらいらして酔っ払った巨人の叫びを聞いていた。ヘイムダール神はとーるをつれてくるために立ち上がった。
トールの青い視線は、彼の父の広間に巨人が広がっている様子を見て暗くなった。
「ここ、神の王の部屋に座って飲み食いできるのは誰なんだ?」
巨人は目を細めて、誰が彼にそんなぶっきらぼうな発言をするのかを見極めようとした。
「わしはオーデンに許可をもらったんだ」と彼は不機嫌に言った。「そして武器なしの相手を殺すのは不名誉なことだぜ」と彼は付け加えて、トールの手がハンマーの周りを探っているのをにらんだ。「わしの砥石と盾はヨートゥンヘイムに置いてきたんだ。ここではなくグルヨートューナで一騎打ちすることにしたらどうだ?」と彼は提案した。
 トールの目は輝いた。一騎打ちを従っている巨人!こいつはいい。
 フルングネルはよろめきながらヴァルハラを出て、馬に拍車をかけて家に戻った。彼がヨートゥンヘイムの家に戻るころには酔いもさめ、会うものたち皆に彼がトールに一騎打ちを申し出たことを話した。その勇気のうわさは瞬く間に広がった。
 フルングネルは巨人の中で最も大きなものではなく、また最も賢い者でもなかった。けれども彼は自分が最も強いと信じていたのだったのだろう。
 フルングネルはもしかしたらトールに勝つかもしれないとヨートゥンヘイムの者達は互いに囁いた。彼は力持ちには違いないのだから。フルングネルの友人達はグルヨートューナでの戦いを心待ちにしたが、最後の瞬間に、機転を利かせて正しいものが勝つのを確かなものしようとしたのだった。
 トールとその介助人を脅かすために、彼らは粘土でフルングネルの介助人を作ることを決めた。それは90キロメートルの高さで、胸の厚さは30キロメートルだった。その粘土の巨人のための心臓を見つけるのは大変だったが、最後に彼らは巨大な雌馬の心臓を埋めた。粘土の巨人は砥石を武器とし、大きな盾を持った。巨人たちはその粘土の巨人をメッケルカルベと名づけた。

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