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2010年7月 5日 (月)

北欧の詩(35) 「手を握って-抱いていて-そっと撫でて」

「手を握って-抱いていて-そっと撫でて」

手を握って-抱いていて-そっと撫でて
ほんのちょっとのあいだ、私をそっと抱いて
少しだけ涙を流して-このうんざりする事実のために
私が目をつぶって寝るのを優しく見守って
私から離れないで-あなたはここにいたいのでしょう
私自身が去らねばならなくなるまでここにいて
あなたの愛しい手を私の額において
ほんの少しだけ私たちはまだ一緒にいられるのだから

今夜私は死ぬ-炎が揺らめく
友が私のそばに座り私の手を握っている
今夜私は死ぬ-誰に、誰に聞けばいいのかしら
私はどこへ旅立つの-どこの国へ?
今夜私は死ぬ-どうやってその勇気を見つけたらいいの?

明日になれば、空の上に飲み込まれるべく
最後のたびに運び出される
哀れむべき、どうしようもない、かわいそうな体が残るだけ

 ハリエット・ロウエンイェルム (Harriet Löwenhjelm, スウェーデン、1887-1918)
 Dikter (1919)

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