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2010年7月 4日 (日)

北欧の詩(29) 「ノアおじさん」

「ノアおじさん」

ノアおじさん、ノアおじさんは、良い人だった
箱舟から降りると、彼は地面に木を植えた
ワインがいっぱい、ワインがいっぱい、できるようになった
ノアおじさんはそうしたのだった

ノアは漕いで、ノアは漕いだ
自分の旧い箱舟から降りて、酒瓶を買った
売ってるそんなやつを
飲むために、飲むために
私達の新しい公園で

彼には良くわかっていた、彼には良くわかっていた
人間は自然に喉が乾くものだと
他の動物と同じように
だから彼は、だから彼は
ワインを植えたのだった

ノアおばさん、ノアおばさんは良い人だった
彼女は飲み物をくれた
彼女は娘もくれた
ぼくはその娘と結婚した、その娘と結婚した
その瞬間に

彼女は絶対そんなことは言わなかった、言わなかった
親愛なるお父さん、ジョッキを放しなさいな
もう飲みなさんな
いや、彼女は次々と彼に新しい酒を注いだのだった

ノアおじさん、ノアおじさんは
髪をみだして、髯を鳴らして
顎は丸くて、頬っぺた赤く
底まで飲んだ、底まで飲んだ
バンザイ、バンザイ!

そして楽しく、そして楽しく
私達の緑の土地で
人は最高のものを得、
誰も渇きを覚えなかった
皆、御馳走の卓に着いた

どの乾杯も、どの乾杯も
迷惑なんかじゃなかった
だれも音頭を取らなかったので
ぼくがその名誉をもらう
底が見えるまで、底が見えるまで
こうやって飲むんだ

 カール・ミカエル・ベルマン Carl Michael Bellman (スウェーデン、1740-1795)
 Gubben Noak(国民愛唱歌)、Fredmans sånger 1791 所収

*酒盛りの歌です。ベルマンは酒盛りソングの大家でした。
この歌のメロディーは古来からのもので、童謡の「熊が寝ている」その他にも使われています。

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