フォト
無料ブログはココログ

« 北欧の詩(1) 「あなたはひとりぼっちで歩いているんじゃない」 | トップページ | 北欧の詩(3) 「死にゆく子」 »

2010年7月 3日 (土)

北欧の詩(2) 「永遠なるもの」

「永遠なるもの」

強者は剣をもってその世界を形作るであろう
彼の噂は鷲のように飛んでゆくのであろう
しかしいつかはその彷徨う剣は折られ
鷲は飛んでいるうちに落とされる
暴力が作り得るものは変わりやすく短命である
それは遠い砂漠の砂嵐の中で死ぬのだ

しかし真実は生き続ける、斧や剣の間で
輝く額の彼女は静かに立っている
彼女は夜の世界を導き
他のものへ示し続ける
真実は永遠である:天と地にまつわり
親類から親類へと繰り返されてきたこれらの言葉

正しいものは永遠である:地上で踏みつけられた百合のように
腐ってしまうことはない
悪しきものがすべての世界を終に征服したとしても
正しき汝は望むことができる
あなた以外のものが狡知と暴力に追いまくられたとしても
安住の地はあなたの胸の中に隠されている

そして胸の中の炎に隠された意志が
人性を神に似せて、行為を生み出す
正義は腕を得、真実は声を得、
人々は変性のために立ち上がる
あなたが払った犠牲、あなたが追い立てられた危険
それらは星のようにレーテ河から上る

そして詩は天の虹のような花の香りのようではなく
あなたが作る美しきものは人間以上のもの
年と顔が新しくなる
美しきものは永遠である:我等は熱望し
時の波よりその金砂を掬う

故にすべての真を達せよ、すべての正を勇気を持って行え
そして美しきものを喜びをもって創れ
その三つは人の系図とともに消えるものではない
我等が常に望むもの
時があなたに与えたものを、あなたは再び得られよう
永遠なものはあなたの心にあるゆえに

 エサイアス・テグネール Esaias Tegner (スウェーデン、1782-1846)
 ’Det eviga’ 1810

« 北欧の詩(1) 「あなたはひとりぼっちで歩いているんじゃない」 | トップページ | 北欧の詩(3) 「死にゆく子」 »

北欧の詩」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/561891/48781337

この記事へのトラックバック一覧です: 北欧の詩(2) 「永遠なるもの」:

« 北欧の詩(1) 「あなたはひとりぼっちで歩いているんじゃない」 | トップページ | 北欧の詩(3) 「死にゆく子」 »