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2010年7月 3日 (土)

北欧の詩(14) 「ずっと前には」

「ずっと前には」

覚えているかい、消え去った瞬間がどんなだったか
あっという間に消えていってしまった時?
覚えているかい、僕らの心がどんなに燃えたか
神の恵みを受けて互いを魅惑して?
僕は無くなった時を数えているんじゃないよ
それを皆のためにするのは神さ
けれども心はその間にため息をつく
「ずっと前は、ずっと前には!」

それから別の時間が来た、君の気持ちは
冷たくなった、なぜかは僕には、まだ、わからない
僕の幸福は思い出へと色褪せた
けれども僕にはまだ友が一人いる
君の手を今でも僕は握らせてもらえる
君の心のそばで泣かせてもらえる
それは、それでも、慰めであり幸運だ
だけど、ずっと前は、ずっと前には!

すべての、僕が持っていたすべては消え去ってしまった
ただの愛人ではなく、友を?
燃えていた炎をかきたてよ
そして僕に言ってくれ、まだちっちゃいのが生きていると!
以前そうだった君になってくれ
春の太陽が幸福に輝いていたとき
そして僕にキスをしてくれ、僕がこう嘆いている間に、
「ずっと前は、ずっと前には!」

 エサイアス・テグネール Esaias Tegner(スウェーデン、1782-1846)
 För länge sen, i ”Mindre Dikter”

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