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2010年7月10日 (土)

北欧の詩(116) 「病気の娘の歌」

「病気の娘の歌」

過ぎ去った日々の沈黙の記憶
心の奥深く文句を言う
あなたが言いたいことを私は多分わかると思うわ
ああ、あなたは小鳥のように歌っている
冷たい11月に
彼は自分を北の森に置き忘れてしまったのだわ

彼が凍えた翼を震わせるのなら
彼の切なる思いが南に向かうのなら
霧から遠く、雪から遠く
もうだめよ。旅立つにはもう遅いわ!
もし彼が飛び去るのなら
凍える雨の下で死んでしまうだけだわ

おお、なにもあなたを助けられないのなら
黙ってあなたを寝かせる方が良いわ
小枝の下に、やっと、静かに
鳥よ、胸を寄せて
苔に包まれるように、目を閉じて
そして歌うように息を吐いて!

カール=ダーヴィッド・アフ・ヴィルセーン(Carl David af Wirsen、スウェーデン、1842-1917)、“Den Sjuka flickans sång”1882

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