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2010年7月10日 (土)

北欧の詩(112) 「私の父へ」

「私の父へ」

村の上の星達の輝きも美しくはない、
緑の谷の上の月の美しさも、
年取った灰色の眉毛の下の貴方の目の中の光のほどには-
天の広間からの二つの蝋燭の光。

私は貴方と貴方の薄くなった髪を歓迎する:
貴方は100の悪意ある運命を航海した。
小さき者達のための何年にも渡る貴方の戦いは
私には悪魔と死に立ち向かう聖者のように思える。

至福の中で貴方の額は何度も明るくなった、
私達にすべてのパンを与え、私達が満足するのを見たとき。
貴方が倒れて痛みに体を曲げるとき、貴方の心は歌になった
手を高く上げて貴方を天に運ぶ歌に。

私は貴方の血でできている、おお、私は苦悩に包まれる!
どうやったら私への遺産を浪費しないようにすればよいのか!
貴方の星が薄れる夜に私はヴァイオリンに歌う
もはや平穏を得られない私の心のために

ある日、特別な日に、おお、父よ、人々は貴方を運び出してしまうだろう
松の森の荘厳な広間を通って。
立ちすくむ私をどこか遠くへ行かせてほしい、貴方がもう存在しなくなるとき
緑映える谷が私を感動させることはもうない

ダン・アンデション、Dan Andersson(スウェーデン、1888-1920)、‘Till min far’ 1922

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