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2010年7月10日 (土)

北欧の詩(110) 「ハデスに到着」

「ハデスに到着」

見て、ここが永遠の岸辺、
ここで流れは音を立てて通り過ぎ、
そして死が草むらで奏でる、
その単調な旋律を。

死よ、なぜ黙ってしまったの?
私達は遠くから来たのよ、
そして聴きたがっているのよ、
私達は乳母をもてなかった
あなたのように歌えるような乳母は。

私の額を飾ることの無かった冠を
私は静かにあなたの足元へ置く。
あなたは私に素晴らしい国を見せるのよ
そこには柱が高々とそびえたち、
そして柱の間に
切望の波が行くの。

エディス・セーデルグラン Edith Södergran (フィンランド、1892-1923)
 'Ankomst till Hades' i ''Landet som icke är" 1925

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(訳注)ハデスは死の国の名

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