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2010年7月10日 (土)

北欧の詩(107) 「別れの言葉」

「別れの言葉」

私の心は頑固に、冷酷になり
それから私はあなたの愛撫をまた欲しくなった。
私の姉妹達はまだ気づいていない
彼女達がもう私の目に入っていないことに。。
私はもう誰とも話をしない。。
私はどんなにしばしば
私の胸の上で眠る小さな子猫に接吻したかわからない。
私はもう少しだけ悲しい方が良いと思うのだけど
私の心は幸せですべてが楽しくて笑う。
私の姉妹達、私は以前には絶対望まなかったことをする
私の姉妹達、どうぞ私を引き戻して-
私はあなた達から離れていきたくない
目を閉じると彼が私の前に立つ
私は彼についていろんなことを思い、他の人々については何も考えない。
-‐‐
私の人生は嵐の天のようにおどろおどろしいものとなってしまい
私の人生は照り返す水のように偽りのものとなってしまい
私の人生は空中高く渡る綱のようになってしまった:
私はそれを見る勇気がない。
私が昨日持っていたすべての望みは
椰子の幹から最も離れた葉のように萎れ
私が昨日送った祈りはすべて
流されてしまい、答を得られなかった。
私はすべての言葉を引っ込め
持っていたすべてのものを私は貧しい者に与えた。
私に幸運を願ってくれる者に。
きちんと考えてみると
私の黒い髪のほかに私自身に残っているものは無い
蛇のようにのたうつ私の長い二本の三つ編み
私の唇は燃える石炭のようになってしまった
いつから燃え始めたのかを私はもう覚えていない。。
私の青春を灰の中に置いた大火事は残酷だ。
ああ、避けられないことが剣の一打ちのように起こるだろう
私は別れの言葉も無く見つからずに去る。
私は立ち去り、もう決して戻ってはこない。

 エディス・セーデルグラン Edith Sodergran (フィンランド、1892-1923)
 'Avsked’ i ''Dikter' 1916

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